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さて、今日9月19日は、今から6年前の2012年に、米アップル社の時価総額が歴代最高額になった日です。
米アップル社の時価総額
その1ヶ月前の8月20日に、米アップル社の株式時価総額が6,230億ドルを超え、マイクロソフト社が1999年に記録した史上最高額を更新しました。
そして9月19日に、アメリカ株式市場でアップル株が1株701.91ドルとなり、時価総額は歴代最高額である約6,580億ドル (当時のレートで約52兆円) を記録したのです。
そして、今年 (2018年) 8月2日の米市場で、アップル株は前日比2.9%高の207.39ドルで終了し、時価総額はとうとう1兆20億ドル (約111兆9,000億円) に達しました。これはアメリカ企業で初めてのことでした。(こちらの記事参照)
2018年8月末の、世界時価総額ランキングを見ても、アップルが1兆994億ドルと1位をキープしています。
ちなみに、8月末に9,817億ドルで2位だったアマゾンは、アメリカ現地時間の9月4日午前中に株価が上場以来の最高値を更新。1株2,050ドル50セントを記録し、時価総額が1兆ドルを超え、アップルに続く米企業2社目の1兆ドル突破企業となったのは記憶に新しいところです。(こちらの記事参照)
「驕れる者久しからず」なのか
米アップル社は、1976年の創業です。それから40年余りで、時価総額が1兆ドルを突破した企業に成長しました。
ガレージで2人の青年が起業したのが、まだ40年ちょっと前のことです。起業してからずっと順調だったわけではありません。創業者のスティーブ・ジョブズを追放した後、業績が低迷し、倒産の危機に陥ったことも有名な話です。
それが、スティーブ・ジョブズが復帰してからは、それまでのコンピュータの概念を覆す iMac、iPod、iPhone、iPad、AppleWatch など革新的な製品を世に送り出し、他のライバル企業とは一線を画す地位を確立しました。
現在は、 iPhone を中核としたアプリ、音楽サービスなどの関連サービスが伸びており、ハードウェア・ソフトウェア・サービスに至る垂直統合ビジネスにより成長を続けています。
常に、製品・サービス群を刷新し変革を続けることで成長を維持しているわけです。アップルが成長を続けるためには、変わり続けなければいけないわけです。変わり方をミスれば、すぐに「驕れる者久しからず」になってしまいます。
個人も、変わり続ける必要がある
僕の座右の銘の一つに、次の言葉があります。
【変わらないでいるためには、変わり続けなければいけない】
意味としては「良い状態 (仕事が順調、体調が良い、人間関係が良好…etc)」を変えずに保つためには、仕事の仕方や健康維持のための方法や自分自身の成長への努力…etc 等について、今日と同じことをずっと続けていてはダメで、常に工夫して変えていく必要がある、ということです。
ある程度長く生きてくると実感しますが、成功体験にアグラをかいたままだと、いつかダメになる、ということにも通じます。
この座右の銘の言葉は、あのラーメン店チェーンの博多一風堂の経営哲学にもなっているようです。
一風堂で使われている意味は、「環境の変化や志向に即応して、お客様が満足される一歩先へ絶え間なく味やサービスを向上させ続けることによって、一風堂は変わらずあり続ける」ということです。
というわけで、個人として変えてはいけない「あり方 (Being) 」と、朝令暮改も辞さない「やり方 (Doing) 」をよく見極めて進みたいと思うのです。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2018.9.19記)