(画像出典元はこちら)
さて、「今日の一言メモ」第3回です。
どんなつまらない事でも凡事徹底
昨年 (2018年) 12月に出版された「野村メモ (野村克也著)」という本があります。
その中に以下の文章がありました。
「1打席1打席、1球1球を毎日脳に記憶し続けることなど不可能である。
だから私は、その日にあったことはその日のうちに必ずメモするようにしていた」
「こうした地道な作業を続けていくことが意外と難しいのではないかと思う。
そして、続けることで結果が違ってくるというのは断言しても良いだろう。
つまらない事でも凡事徹底、その繰り返しが私の野球生活であり、人生だった。
だから凡人でも大きな結果を手にすることができたということを申し上げておきたい」
「ひらめきは、それまでに得た知恵や知識、情報といったものがベースになければ、けっして生まれてこない発想だ。
監督をしていた頃は、それこそ四六時中、車を運転している時も、風呂に入っている時も、野球の事ばかり考えていた。
新たに得た情報、ふと気づいた事柄があれば残さずメモし、ノートにまとめてデータとして蓄積した。そんな毎日を続けていると、ある時ふと『あ、こんな作戦も使えるな』とか『あの投手はこうやれば攻略できる』といった新たなプランがひらめくのである。
『気分転換をしたら、パッと閃いた』などということも確かにあるが、『ひらめき』を生む大切な要素は、『気分転換』ではなく、「日々の気づきの積み重ね』である」
当時、王・長嶋というスター選手が活躍する中で、地味な存在でありながらキャッチャーで三冠王という素晴らしい活躍をした野村克也氏です。
「つまらない事でも凡事徹底」という言葉は、いかにも野村氏らしい言葉です。
平凡を非凡に努める
目先の結果や利益を追い求めるのではなく、ひたすら愚直に「平凡を非凡に努める」凡事徹底こそこの現代に求められることかもしれません。
情報という無形の力を自分の血とし肉とするには、溢れる情報の中から自分にとって有益なものだけを抽出する。その地道な作業を毎日コツコツと淡々と続けていく必要があるでしょう。
今年は、このブログで開始した「今日の一言メモ」をはじめいろいろな形で地道にコツコツ蓄積していくこと、すなわち凡事徹底に努めたいと思います。
・・・・・・・
さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
・・・・・・・・・・・・
(2019.1.7記)