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さて、「今日の一言メモ」第316回です。
「人日 (七草) の節句」
今日1月7日は、五節句の一つ「人日 (七草) の節句」で、七草粥を食べる習慣が根付いていますね。
この五節句ですが、古来様々な節句が存在しており、そのうちの5つを江戸時代に幕府が公的な行事・祝日として定めたものとか。
(出典 : Wikipedia)
中国では昔から、この日に7種類の野菜を入れた羹 (あつもの) を食べる習慣があり、これが日本に伝わって七草粥となったようです。
日本では平安時代に始まり、江戸時代に定着したとのことなので、歴史は古いですね。
七草粥は、セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロの「七草」を細かく刻み、お粥にして朝食として食べます。
「凡事徹底」
七草粥を食べるのは、無病息災を祈るためです。そして、七草粥は、飲んだり食べたりで疲れているお正月明けの胃腸にもやさしい食べ物です。
こうした日本古来の習慣は、都会では廃れつつあるのかもしれませんが、地方では綿々と受け継がれています。
こうした習慣を地道に続けていくことは、個人の生き方にも通じるでしょう。かの野村克也氏が、その著作「野村メモ」の中で次のように書いています。
「つまらない事でも凡事徹底、その繰り返しが私の野球生活であり、人生だった。だから凡人でも大きな結果を手にすることができたということを申し上げておきたい。」
これは、イチロー氏の以下の言葉にも繋がります。
「小さいことを積み重ねるのが、とんでもないところへ行くただひとつの道だと思っています。」
目先の結果や利益だけを追い求めない
目先の結果や利益を近視眼的に追い求めるのではなく、ひたすら愚直に「平凡を非凡に努める」凡事徹底こそ、これからの自分に求められる生き方だと思います。
以前、自分の生き方を「人さまに貢献するために、精進し続けること」と定めましたが、「凡事徹底」を貫くことが、定めた生き方を具現化する道と信じています。
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さて、今日はここまでにしますね。
では、また!
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(2020.1.7記)