(画像出典元はこちら)
さて、「今日の一言メモ」第125回です。
他者と自分の優劣を常に意識する生き方
他者と自分の優劣を常に意識し、自分が優れているのはどこか、自分が劣っているのは何かということばかり意識して生きることは、すなわち他者を常に競争相手としてみていることになります。
会社に勤めていて、常に出世競争にうつつを抜かしていれば、そうならざるを得ないかもしれません。
僕も33年間、同じ会社に勤務していましたが、そこから出て広い世間を経験すれば、所詮一つの会社の中など、金魚鉢みたいなものに過ぎなかったと痛感しています。
そんなちっぽけな所で出世競争をするなど、人生の無駄遣いだとつくづく思うのです。
今日の自分は、昨日の自分と比べてどうか?
他者も自分も同じ大地を歩んでいるという考え方ではなく、一人ひとり違う平面 (レイヤー) を進んでいるという考え方をしたらどうでしょう。
そのレイヤーは、どちらが上とかどちらが下とか関係なく、どこまでいっても交わることのないレイヤーです。
なので、他者がどのレイヤーを進んでいようと、自分と比べる必要もありません。自分と異なるレイヤーの前の方を進んでいるように見えても気にすることもありません。追い抜くことも、追い抜かれることもないからです。
大切なことは、自分が前を向いて着実に進むことです。立ち止まったり、逆戻りすることなく、着実に前に進んでいれば良いのです。
他者と自分はあくまで「異なるレイヤーに存在する対等の存在」です。そう考えることができれば、他者は「競争相手」ではなく「仲間」になるはずです。
・・・・・・
さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
・・・・・・・・・・・・
(2019.6.3記)