（画像出典元はこちら）
さて、「今日の一言メモ」第419回です。
「知る者は言わず、言う者は知らず」
物事をよく知っている者は、そのことについて語ろうとせず、知識をひけらかしてしゃべりたがるのは、よく知らない者であるという意味です。
春秋戦国時代の中国における哲学者である「老子」が、その出典になります。また、「言う者は知らず、知る者は黙す」ともいいます。
物事を深く知ると、軽々しく物を言えなくなるのかもしれません。上っ面を知れば、その浅薄な知識をひけらかしたくなるのが人情というものでしょう。
「実るほど頭 (こうべ) を垂れる稲穂かな」に通じるものを感じます。
知る人の情報分析は大切
現在、積極的にコロナウィルスに関する情報を発信しているのが、2012年のノーベル生理学・医学賞を受賞した山中伸弥教授です。
山中教授は、自らが感染症の専門家ではないことを認めつつ、科学者の使命感から情報を発信しているそうです。山中教授らしい人間性も垣間見える内容になっています。
(画像出典元はこちら)
毎日テレビなどのマスコミから提供される情報は、商業主義の弊害で、ある程度のバイアスがかかり偏ったものも見受けられます。
その点、山中教授は科学者らしい冷徹でニュートラルな姿勢を保ち、情報の出所を明らかにした上で、ご自身の意見も含めて毎日発信しておられます。こうした信頼のおける方が発信している情報をきちんとフォローすることが大切だと思います。
･･･････
さて、今日はここまでにしましょう。
では、また！
････････････
（2020.5.11記）
