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さて、「今日の一言メモ」第429回です。
「父母の恩は山よりも高く海よりも深し」
読んで字の如し、ですが、父親や母親の愛情というものは、計りしれない程大きく深いものであるという意味ですね。
江戸時代、破産寸前の米沢藩を再建した名君・上杉鷹山の言葉としても有名です。上杉鷹山といえば、「成せば成る 成さねば成らぬ 何事も、成らぬは人の 成さぬなりけり」という格言でも有名ですね。
そんな鷹山が、結婚する三姫 (孫) に、お祝いの品と一緒に、次のような手紙を送ったそうです。
父母の恩は、山よりも高く、海よりも深いものです。この恩徳に報いることは到底できませんが、せめてその万分の一だけでもと、心の及ぶだけ、力の届くだけを尽くし、努めることを孝行というのです。
その方法にはいろいろありますが、結局は、この世に生んでくださったご恩を常に忘れず、父母をいたわり、大切にしようとする心が、最も重要なのです。
誠心誠意、この心がけで接するならば、多少の行き違いや落ち度があっても、必ず心が通じるものです。
最大の親孝行は、自らが健康で真の『自由』を貫き幸せになること
「親孝行、したい時に親はなし」と言います。以前、父親を亡くした時に痛感しました。知人の一人が、「父の日」や「母の日」にプレゼントをするのではなく、生んでくれたことへ感謝の気持ちを込めて、自分の誕生日に両親へ宛てて毎年花束を贈っていることを知った時は、なるほど、そういう気持ちの表し方もあるな、と感心しました。
父を亡くしてから直接の親孝行はできなくなったので、自分が元気に生きて生涯を全うすることが、その道であると思うことにしました。
そして、今年98歳になられた瀬戸内寂聴さんが、「周りからどんなに批判されても、我関せず思う通り生きるのが本当の『自由』なのです」と言っておられたのをお聞きして、『自由』を貫いて生涯を全うしたいと思いました。
誰か他人の人生を生きるわけではなく、自分の人生を生きるわけですから、その結果に対する全責任を自らが負う覚悟を持って、真の『自由』を貫き、親に貰った命を大事にしていきたいと思っているのです。
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さて、今日はここまでにしましょう。
では、また!
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(2020.5.22記)