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さて、「今日の一言メモ」第536回です。
「天高く馬肥ゆる秋」
「天高く馬肥ゆる秋」とは、空も高く感じられ、馬も肥えるような収穫の季節でもある秋の季節の素晴らしさを表現していて、手紙などで時節の挨拶として用いられます。
杜審言の詩『蘇味道に贈る』に「雲浄くして妖星落ち、秋高くして塞馬肥ゆ」とあるのに基づくそうです。
昔、中国では、北方の騎馬民族の匈奴が収穫の秋になると大挙して略奪にやってきたので、前漢の趙充国はそれを見抜き、「馬が肥ゆる秋には必ず事変が起きる、今年もその季節がやってきた」と、警戒の言葉として言ったのですが、匈奴が滅びた後は現在の意味で使われるようになりました。
秋を迎えて、さらに肥えていはいけない
僕の座右の銘の一つに、次の言葉があります。
【変わらないでいるためには、変わり続けなければいけない】
意味としては「良い状態 (仕事が順調、体調が良い、人間関係が良好…etc)」を変えずに保つためには、仕事の仕方や健康維持のための方法や自分自身の成長への努力…etc 等について、今日と同じことをずっと続けていてはダメで、常に工夫して変えていく必要がある、ということです。
ある程度長く生きてくると実感しますが、成功体験にアグラをかいたままだと、いつかダメになる、ということにも通じます。
この座右の銘の言葉は、あのラーメン店チェーンの博多一風堂の経営哲学にもなっています。(こちらの記事参照)
一風堂で使われている意味は、「環境の変化や志向に即応して、お客様が満足される一歩先へ絶え間なく味やサービスを向上させ続けることによって、一風堂は変わらずあり続ける」ということです。
というわけで、個人として変えてはいけない「あり方 (Being) 」と、朝令暮改も辞さない「やり方 (Doing) 」をよく見極めて前に進みたいと思うのです。
そして、コロナ禍で引きこもり春夏を通じて肥えた身体を、食欲の秋を迎えてさらに肥えさせないために、食生活を含め運動習慣など行動全般を変えていかなければ……と思っている今日この頃なのです。
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さて、今日はここまでにしましょう。
では、また!
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(2020.9.19記)