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さて、「今日の一言メモ」第553回です。
「口も八丁手も八丁」
「口も八丁手も八丁」とは、話も流暢で何かをすることも達者な人のことを指します。「八丁」とは、八つの道具を使いこなす程達者ということで、物事に巧みなことを表し、「八挺」とも書きます。
また、櫓(ろ)が八つある八挺小舟を自由自在に操ることからとする説もあるそうです。八つの道具を使いこなす、または、八挺小舟を自在に操るように、しゃべりも達者で、やることもきわめて達者な人をさして「口も八丁手も八丁」というわけです。
ただ、悪意を込めてけなすときに使う場合もあります。「口八丁手八丁」ともいいます。
「道具の日」
ところで、今日は「道具の日」だそうです。10月9日を「どう (10) ぐ (9) 」と読ませる語呂合せです。調理用具を中心とした専門店街として知られる東京・浅草のかっぱ橋道具街が制定した記念日です。
毎年この時期に、「かっぱ橋 道具まつり」が開催され、とってもお得に料理道具を手に入れるチャンスなのですが、今年はコロナ禍のせいで残念ながら開催中止になってしまいました。
ちなみに、「かっぱ橋」の名前の由来には、江戸時代に近くの橋に「雨合羽」をずらりと干したことから、という説と、隅田川の治水工事に難航していた折に河童達が夜な夜な工事を手伝ったから、という2つの説があるそうです。
道具といえば、料理道具のほかにいろいろありますが、最近の代表的な道具はスマホでしょうか。菅政権になってから、携帯料金の値下げについて取り沙汰される機会が増えました。
これだけ注目されるのは、誰もが携帯料金を高いと思いつつ、その利便性を手放すわけにもいかず支払い続けていることにあります。携帯料金を払うために、他の消費を手控えることになり、経済全体の個人消費に回らないことが問題なのでしょう。
スマホ・タブレットは高齢者の味方のはず
シニア層にもスマホ・タブレットはだいぶ浸透してきていますが、それでもまだガラケーは根強く使用されているようです。
僕は、ITコンサルタントという仕事柄もあって、MacBook 2017 (12インチ) ・ iPad mini 5 ・iPhone 11 Pro・AppleWatch 5 といったApple製品を、ビジネスにもプライベートにも持ち歩き使い込んでいます。いわば道具の代表格です(AppleWatch 5 は身につけてですが……)。
Apple製品を愛用しているのは、全ての機器が Retina ディスプレイという高精細な画面を搭載していることがその一因です。綺麗に表示される、というメリット以上に、文字の輪郭が極めて鮮明なので老眼の進んだ目には、とてもありがたいのです。
特に、 iPad や iPhone では(Apple製以外のタブレットやスマホでも同様ですが)、その特徴である画面の拡大が、2本指を広げる操作 (ピンチアウト) で簡単にできることがメリットです。
ハズキルーペという拡大鏡機能のメガネのCMで、以前渡辺謙さんが「新聞や企画書など、小さくて読めない!」と叫んでいましたが、そのメガネも要らなくなります。
内蔵カメラで撮影した写真は勿論、ネットで提供される新聞紙面もピンチアウトで自由自在、日常の書類もPDFファイルにさえすれば拡大して細かい字も簡単に確認できます。
書籍も、紙の文庫本などは字が小さくて読むのが大変ですが、今では電子書籍もずいぶん普及してきました。電子書籍であれば、設定で字の大きさは自由に拡大できます。
そういった意味で、ガラケーからスマホ・タブレットの活用に進めば、とっても世界が広がると思うのです。ハードルは、ほんのちょっとの高さです。身近に詳しい人がいれば教えてもらえるはずです。是非、チャレンジして欲しいですね。
使えるようになれば「手に八丁」の一つに絶対加わると思います。
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さて、今日はここまでにしましょう。
では、また!
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(2020.10.9記)