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さて、「今日の一言メモ」第618回です。
「五十にして天命を知る」
「五十にして天命を知る」とは、五十歳になって、天から与えられた自分の使命を悟るようになるという意味です。孔子が晩年に振り返って言った言葉を書き留めた『論語・為政』が基になっています。
「子曰く、吾十有五にして学に志す、三十にして立つ、四十にして惑わず、五十にして天命を知る、六十にして耳順う、七十にして心の欲する所に従えども、矩を踰えず」
(私は十五才で学問を志し、三十才で学問の基礎ができて自立でき、四十才になり迷うことがなくなった。五十才には天から与えられた使命を知り、六十才で人のことばに素直に耳を傾けることができるようになり、七十才で思うままに生きても人の道から外れるようなことはなくなった)
「仏名会の日」
今日12月19日は「仏名会 (ぶつみょうえ) の日 」です。今から1,246年前の774年に、清涼殿に僧を召して行われたのが始まりだそうです。
「仏名会」は、12月19日から3日間にわたり、過去・現在・未来の三千仏名を唱え、その年の罪を懺悔し、国家の安寧、皇室の息災などを祈願する法要です。
845年に宮中の恒例行事となり、室町時代まで行われていました。煤 (すす) 払いは家の掃除、仏名会は心の掃除といわれています。
自らの「天命」を定め、アフターコロナも歩んでいく
年末の大掃除は家の中だけでは片手落ちですね。心の大掃除も必要かと…
今年は、とにかく新型コロナウイルスに振り回された感がありますが、自粛生活を余儀なくされて生まれた時間を「内省」に与えることができたのは良かったと思います。
そんな中で、アフターコロナにおける自分の使命はなんだろう、という問いを自らに投げかけたこともありました。「五十にして天命を知る」と言いますが、55歳で会社を辞めて独立起業して以来10年近くが経ち、ここ数年は自分の生き方を「人さまに貢献するために精進し続けること」と定め、過ごしてきました。
仕事としては、フリーランスのITコンサルタントとして主に中小企業であるクライアントの経営に貢献することに努力しています。プライベートでは最近、地元のコミュニティ構築の実証実験に参加させてもらって、どのように貢献できるか模索しています。
やはり、公私共に人さまに貢献できて、喜んでもらえれば、それが無上の喜びをもたらしてくれます。アフターコロナになってもそれを「自らの天命」として歩んでいきたいと思っています。
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さて、今日はここまでにしましょう。
では、また!
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(2020.12.19記)