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さて、「今日の一言メモ」第649回です。
「驥は一日にして千里なるも、駑馬も十駕すれば之に及ぶ」
「驥は一日にして千里なるも、駑馬も十駕すれば之に及ぶ」(きはいちにちにしてせんりなるも、どばもじゅうがすればこれにおよぶ)とは、凡人でも努力し続ければ、すぐれた人物に追いつくことができるという意味です。
「驥」は、一日に千里も走る名馬のことで、「駑馬」は、足の遅い馬のこと、「駕」は、馬に車をつけて走るという意味になります。
足の遅い馬であっても、十日間走り続ければ一日に千里も走る足の速い名馬に追いつくことからこう言われています。目標を定めて、それに向かって努力し続けることの大切さを説いた言葉です。
億劫なことは、まず小さな行動だけ起こしてみる
日常生活を送っていれば、仕事で遅くなり疲れ果てて家に帰ると、何もやる気が出ずお風呂に入ることさえ億劫になるのではないでしょうか。
この時、自分の中では「お風呂に入る」ことがゴールになっています。そうすると、そこまで辿り着くのが億劫になるのですね。
そこで、辿り着くゴールをまず「服を脱ぐ」ことにしたらどうでしょう。服を脱いでしまえば、そこからまた服を着るくらいならお風呂に入ろうという気になるのではないでしょうか。
1時間かかりそうなことは、まず6分間ずつの行動に分解する
仕事をしている時も、なかなか手を付けられないことがあります。ちょっと込み入った仕事だと、「集中力がある明日朝にしよう」とか「メール処理などの単純作業をしてウォーミングアップしてからにしよう」とか先送りして、結局ズルズルとやらないことなどありそうです。
その大きめの仕事を片付けるには、最低1時間かかりそうだとします。すると、その仕事をやり遂げることをゴールにしてしまうと、溜息が出てつい手を付けるのを躊躇してしまいます。
その時は、1時間かかりそうな仕事を6分×10回分の仕事に分解してみます。あくまでざっくりでいいのです。
たとえば、集計表を纏めるEXCELの新規ファイルを作り、項目名だけ入力して、ファイル名を付けて保存する、とかです。これなら5〜6分で済みそうです。
まず、そこまで済んだら第一ステップ完了です。続けて第二ステップの6分間に進めるなら進めばよし、次に進めなくてもまずは少し進めた実感を持てます。この6分間のステップを10回繰り返せば、1時間かかる仕事は完了です。
やるべきことを先にやる、そうすれば後がどんどん楽になる
ここで大事なのは、「やるべきことを先にやる、そうすれば後がどんどん楽になる」とブツブツ繰り返し口で唱えることです。この言葉をプリントアウトして、目の前に貼っておいて、何度か目で追うのもいいかもしれません。
そうすることで、あとあと楽になっている自分の姿を想像して、ヤル気が出てくるはずです。お勧めです。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2021.1.23記)