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さて、『今日の一言メモ』第1064回です。
「驥は一日にして千里なるも、駑馬も十駕すれば之に及ぶ」
「驥は一日にして千里なるも、駑馬も十駕すれば之に及ぶ」(きはいちにちにしてせんりなるも、どばもじゅうがすればこれにおよぶ)とは、凡人でも努力し続ければ、すぐれた人物に追いつくことができるという意味です。
「驥」は、一日に千里も走る名馬のことで、「駑馬」は、足の遅い馬のこと、「駕」は、馬に車をつけて走るという意味になります。
足の遅い馬であっても、十日間走り続ければ一日に千里も走る足の速い名馬に追いつくことからこう言われています。目標を定めて、それに向かって努力し続けることの大切さを説いた言葉です。
億劫なことは、まず小さな行動に分解してみる
日常生活を送っていれば、仕事で遅くなり疲れ果てて家に帰ると、お風呂に入ることさえ億劫になることがあるのではないでしょうか。
この時、自分の中では「お風呂に入る」ことがゴールになっています。そうすると、そこまで辿り着くのが億劫になるのですね。
そこで、辿り着くゴールをまず「服を脱ぐ」ことにしたらどうでしょう。服を脱いでしまえば、そこからまた服を着るくらいならお風呂に入ろうという気になるかもしれません。
1時間かかりそうなことは、まず5分でできる作業に分解する
仕事をしている時も、なかなか手を付けられないことがあります。ちょっと込み入った仕事だと、「集中力がある明日朝にしよう」とか「メール処理などの単純作業をしてウォーミングアップしてからにしよう」とか先送りして、結局ズルズルとやらないことなどありそうです。
その大きめの仕事を片付けるには、最低1時間かかりそうだとします。すると、その仕事をやり遂げることをゴールにしてしまうと、溜息が出てつい手を付けるのが億劫になってしまいます。
その時は、1時間かかりそうな仕事を5分でできる作業に分解してみます。あくまでざっくりでいいのです。
たとえば、集計表を纏めるEXCELの新規ファイルを作り、項目名だけ入力して、ファイル名を付けて保存する、とかです。これなら5分で済みそうです。
まず、そこまで済んだら第一ステップ完了です。続けて第二ステップの5分間に進めるなら進めばよし、次に進めなくてもまずは少し進めた実感を持てます。この5分間のステップを12回繰り返せば、1時間かかる仕事は完了です。
全体が1日で終わらなくてもOKです。期限の直前にあわてて取りかかると、一気にやらなければならず結局はやっつけ仕事でろくな仕上がりになりません。少なくとも余裕を持って第一ステップの5分間に取り組むことが必要です。
やるべきことを先にやる、そうすれば後がどんどん楽になる
ここで大切なのは、「やるべきことを先にやる、そうすれば後がどんどん楽になる」とブツブツ繰り返し口で唱えることです。この言葉をプリントアウトして、目の前に貼っておいて、何度か目で追うのもいいかもしれません。
そうすることで、あとあと楽になっている自分の姿を想像して、ヤル気が出てくるはずです。お勧めです。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2023.1.23記)