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さて、「今日の一言メモ」第651回です。
「蒔かぬ種は生えぬ」
「蒔かぬ種は生えぬ」とは、原因がないのに結果が生じることはないという例えです。また、努力もせずに良い結果を期待することなど無駄だという教えでもあります。
種を蒔かなければ花も実もなるはずなどなく、収穫があるはずもありません。原因がなければ結果は生じないし、また、働かなければ利益も得られるはずがないということを表しています。
『上方(京都)いろはかるた』の一つだそうです。
すぐ結果が出ることに不安を覚える
以前、教えを乞うたジョン・キム先生という方が書かれた言葉です。
すぐ結果が出ないからといって焦るな。
逆にすぐ結果が出ることに不安を覚えろ。
大事を成すには苦悩に満ちた超絶に孤独な過程が必要だ。
その苦悩や孤独な過程が辛いほど大きく確実に
成長することを忘れないこと。
成長に終着駅はない。成長は状態。
常に学びの気持ちで過程を楽しむのだ。
小さいときに自転車に乗れるよう練習しても、ちょっと練習したくらいでは乗れなかったことを思い出します。アイススケートの練習をしたときは、グラグラせずに立っていられるようになるだけで、相当な時間がかかりました。
語学の勉強にしても、一日に10時間勉強したとしても一週間で英語がしゃべれるようにはなりません。どんなことでも習得するまでには、一定の時間を一定の期間継続して費やす必要があります。
結局は、継続する仕組み作りが肝要
「1万時間の法則」という有名な法則があります。この法則は、マルコム・グラドウェルが「天才!成功する人々の法則」という本の中で提唱した法則です。この本はベストセラーとなっているので、ご存知の方も多いでしょう。
偉大な成功を収めた起業家や、世界的に有名なスポーツ選手など、何かの分野で天才と呼ばれるようになる人達に共通しているのは、1万時間というこれまでに打ち込んできた時間が関係しているという法則です。
1万時間というと、1日に8時間ぶっ通しで没頭しても1,250日、約3.4年の月日が必要です。
結局は、それなりの結果・成果を手にするためには、相当な時間を積み重ねる必要があり、その積み重ねを可能とする習慣化のシステムをなんとしても築かなければならないということでしょう。
ここはずっと上に続いている階段の段数を数えるのではなく、今日は目の前の1段を上がり、明日もその次の1段を上がると決めて、毎日淡々と1段ずつ上がるようにするしかありません。
力んでいっぺんに50段、100段上がろうとしても絶対続きません。ここは1段でいいのです。それなら毎日続けられると思えるでしょう。
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さて、今日はここまでにしますね。
ではまた!
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(2021.1.25記)