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さて、「今日の一言メモ」第688回です。
「馬鹿の一つ覚え」
馬鹿の一つ覚えとは、愚かな者が何か一つだけのことを覚え、どんな場面でも得意になって言ったり、したりすること指します。
得意気になって、一つのことを何度も繰り返す者を嘲っていう言葉です。
馬鹿の一つ覚えも極めれば、大いなる武器になる
「鬼滅の刃」の登場人物の一人に、吾妻善逸がいます。主人公の竈門炭治郎と共に、鬼に立ち向かう仲間の一人である善逸は器用ではなく、「雷の呼吸 壱の型 霹靂一閃」という技しか使うことができません。
それを恥じたり、悔いたりしてモチベーションが下がったりするのですが、戦いの中で思い出すのは、自分を信じて「それでいい」「一つを極めろ」と励ましてくれた師匠の言葉です。
「いいんだ善逸 お前はそれでいい 一つできれば万々歳だ 一つのことしかできないならそれを極め抜け 極限の極限まで磨け」
ゼネラリストにはなれないけれど、スペシャリストにはなれることを教え、善逸の善いところを認め行動ができるように働きかけてくれています。
イチローの言葉に通じるものを感じる
このブログでは何度もイチローの言葉を紹介してきました。それだけ影響力のある言葉を残しているわけですが、2年前(2019年3月)に現役を引退した日の会見で発した言葉が印象に残っています。
これまで挑んできた数々の記録よりも、今日のあの舞台に立てたのが大きい。記録は実は大したことではなく、誰かがきっと抜いていくもの。
それより、昨年5月、現役でプレーできなくなってからも、いつでも現役に復帰出来るようグランドで他の選手たちと共に汗を流し、シーズン最後まで努力できたことが僕の誇り。
イチローは、2018年5月にマリナーズと「スペシャルアシスタントアドバイザー(会長付特別補佐)」の契約を結び、選手としてはそのシーズンの残り試合は出場しないことが発表されました。
それでも、イチローは愚直に練習を重ね現役復帰を目指します。そして、2019年3月21日に東京ドームで行われたメジャーリーグの開幕シリーズに出場後、引退を発表したのです。
言葉は悪いですが、馬鹿の一つ覚えのようにただただ愚直に日々練習に励んだのです。選手として試合に出られる望みが少しでもあれば、諦めずに最後まで努力できたことが彼にとっての誇りなのです。
ブログを書き続けることをやめない
2014年元旦からブログを毎日更新してきて、今日で7年ちょっと、2,600日余りになります。毎日毎日1,000字から2,000字程度の文章を書き続けることは、それこそ馬鹿の一つ覚えのようですが、有形無形の財産が派生して生まれたと感じています。
ブログを始めていなければ知り合うこともなかったであろう人と知り合いました。知り合った人の中には、僕の生涯でもベスト3に入る大きな大切な出会いになった人もいます。ブログをきっかけに始まったお仕事もあります。そして、これだけの期間続けてきたことが僕という人間の信用を高めてくれています。
こうしたことは、SNSのようにタイムラインのかなたに流れ去り、後から検索することが難しいフロー型の媒体と異なり、ブログという後からいかようにも検索可能なストック型の媒体が向いていると思います。
これからもブログを続けることで、どんな相乗効果が表れるか楽しみです。このまま毎日更新を続けていけば、20年後の2041年5月に1万日連続更新を達成します。そのとき、僕は85歳なので頭が惚けておらず指が動きさえすれば達成できそうなので頑張ります!
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2021.3.22記)