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さて、「今日の一言メモ」第795回です。
「猿に烏帽子」
「猿に烏帽子」(さるにえぼし)とは、似つかわしくないことをする例えであり、また、外見だけを取り繕って、中身が伴わないことの例えでもあります。
「烏帽子」とは、時代劇で男性が礼服を着用する際にかぶる帽子姿でお馴染みですね。そんな烏帽子を猿にかぶせても、そぐわないことから、こう言われています。
でも、一定年齢以上の方には、サザンオールスターズの歌に出てくる、湘南の海に浮かぶ烏帽子岩の方が有名でしょうか。
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金メッキも重ねれば、本物になるかもしれない
猿に烏帽子であれば、人に例えると「馬子にも衣装」でしょうか。どんな人間でも、身なりを整えれば立派に見えるという意味です。
でも、実際に身なりを整えれば、心持ちも変わってきます。そして、その外観に見合った内面を持ちたいと願うでしょう。
いわば金メッキを施せば、本物の金になりたいと願うようになり、そう努めるうちに本当に金に化けるようなものです。
本当はできないことも、背伸びして「できます!」と手を挙げて取り組めば、夢中になって、できるようになるかもしれません。そういった意味で、形から入る、というのは結構大事なことだと思うのです。
「男子三日会わざれば刮目してみよ」
ここ数日テレビでは、眞子様との結婚準備のため3年ぶりに帰国した小室圭氏の話題で持ちきりです。彼の姿は以前と異なり、長髪を後ろに束ねて風貌が精悍になりました。
その姿に賛否イロイロあるようですが、一般人なんだからもう少しそっとしておいたらどうでしょうか。
まあ、それはそれとして、感じるのは3年間の時の流れが、彼の風貌をポチャッとした童顔から大人の男に変えたということです。
「男子三日会わざれば刮目(かつもく)してみよ」という言葉があります。三日も経つと男(人)は成長しているものだから、三日も会わなければ注意してしっかり見なさい、という意味です。
小室圭氏の場合も、無為に時を過ごしたのではなく、それなりの研鑽を積んだことにより得た風貌なのでしょう。やはり、時はただ流れるのではなく、積み重なるのだ、ということを改めて感じた次第です。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2021.9.28記)