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さて、「今日の一言メモ」第810回です。
「井の中の蛙大海を知らず」
「井の中の蛙(かわず)大海を知らず」とは、知識、見聞が狭いことの例えです。また、それにとらわれて広い世界があることに気づかず、得意になっている人のことを指します。
狭い見識にとらわれて、他に広い世界があることを知らないで、自分の住んでいるところがすべてだと思い込んでいる人のことを指しているわけです。
小さな井戸の中に住む蛙は、大きな海があることを知らないという意から、物の見方や考えが狭いことを批判する場合に多く使われるようになりました。
『荘子・秋水』に「井蛙は以て海を語るべからざるは、虚に拘ればなり」(井戸の中の蛙に海の話をしても通じないのは、蛙が井戸という狭い場所にとらわれているから)とあるのに基づくそうです。
「統計の日」
そういえば、今日10月18日は「統計の日」です。
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国民に統計の重要性を理解してもらおうと、今から48年前の1973年(昭和48年)に政府が制定した記念日です。
統計といえば、政党支持率や内閣支持率などで世論調査が行われ、各種マスコミでその結果が報道されています。調査方法を見ると、相当な人数を対象に調査が行われています。
確かに、10人や20人の調査で全体を判断しては、まさに「井の中の蛙」のようなものでしょう。
統計は大事だが、振り回されない
各種統計を集計するのは、とても地味な作業ですが、集計された結果は重要な指標となります。国勢調査をはじめ、各種統計がなければ重要政策を決める過程で困ってしまいます。
もっと身近なところでも、いろんな統計結果が溢れています。書籍や電化製品やIT機器など多種多様な製品のベストセラーランキング、テレビの視聴率ランキングなども一つの統計結果です。
そうした統計も参考になりますが、個人としては、そうした数字にあまり振り回されないように心掛けています。ともすれば、「みんなが見ているから、読んでいるから、買っているから・・・」ということで、安易な意思決定をしてしまいがちだからです。
自分の意思決定は、「好きなものはこれ」「やりたいことはこれ」という自分自身が持つ価値判断基準に基づいて行いたいと思っています。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2021.10.18記)