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さて、「今日の一言メモ」第856回です。
「100年時代の行動戦略」
正月明けから「LIFE SHIFT 2 100年時代の行動戦略」という本を読んでいます。著者はアンドリュー・スコット、リンダ・グラットンの2人です。
この本は、大ベストセラーとなった「LIFE SHIFT 100年時代の人生戦略」の続編です。
2人の著者は「LIFE SHIFT 2」で、「いま私たちは、生き方と働き方に関して100年に1度と言ってもいいくらいの大変革を経験しつつある」と指摘しています。
そして、テクノロジーの進化と長寿化の進展の相互作用を深く理解し、未来に希望を持てるように個人・企業・教育機関・政府などがどう変わり、どう行動していけばいいのか、提言をまとめています。
「一日が一生」
「一日が一生」とは、天台宗大阿闍梨の酒井雄哉氏の著書「一日一生」にある言葉です。酒井雄哉氏は、とても偉いお坊様で、なんとあの比叡山・千日回峰行を2度も満行したという凄い方です。
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一日が一生、と思って生きる
今日の自分は今日でおしまい。
明日はまた新しい自分が生まれてくる。
一日が一生、だな。
今日失敗したからって、
へなへなすることない、落ち込むこともない、
明日はまた
新しい人生が生まれてくるじゃない。
それには、今日を大切にしなかったら、
明日はありませんよって言うことでもある。
今が一番大切だってことだよ。
今自分がやってることを一生懸命、
忠実にやることが
一番いいんじゃないのかな。
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100年時代を俯瞰し、今日という1日にフォーカスする
過去は変えられないし、未来はまだ訪れていないのだからあれこれ思い悩んでも仕方がない。だから「今」に集中して生きるのが良い、と言われたことがあります。
人間は想像力があるから未来に不安を感じる。動物は想像力がないから、今を生きることに精一杯なのだ、という話もあります。
まあ、確かに未来にあれこれ不安を感じても仕方がないのですが、100年時代を想定し自らの生き方について大きな方向性を持っておくことは大事でしょう。
そして、その大きな方向性を目指しつつ、今日という1日にフォーカスしたいと思っています。
これは2020年に定めた自らの行動指針「余計なものを排し、自分に正直に生き、明日死んでもいいように今日を生きる」と合致するものです。
そして、たとえ明日死んだとしても以下の言葉のように考えたいと思います。
【 往く道は精進にして、忍びて終わり、悔いなし 】
(故・高倉健さんが最後に書き残した言葉)
意味は、以下の通りです。
行く道は精進にして
辛いことがあっても、それは精進である。
自分を高めるために必要なことなのだ。
忍びて終わり、悔いなし
それを我慢したまま、たとえそれで終わる
ことがあっても、自分の向上にとっては
確実にためになっているのだから悔いはない。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2022.1.18記)