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さて、「今日の一言メモ」第857回です。
「酒は憂いの玉箒」
「酒は憂いの玉箒」とは、酒は悩み事や心配事を忘れ去ることができる素晴らしいものだと賞賛した言葉です。「玉箒」の「玉」は、美称の接頭語で、「箒」はほうきのことです。
酒は心配事や悩みなどを掃い去ってくれる美しいほうきのようなものだという意味から、こう表現されるようになったそうです。
中国北宋の政治家で、文豪、書家、画家でもある蘇軾(そしょく)の詩『洞庭春色』にある「応に呼ぶべし詩を釣る鉤(釣り針)と、亦号す憂いを掃う箒と」とあるのに基づきます。
今日を忘れる酒は苦い 一日を語る酒は旨い
「一喜一献」
今日を忘れる酒は苦い 一日を語る酒は旨い
この画像は、以前、金沢駅の構内にあるおでんの店「黒百合」に立ち寄ったときに、壁にかかっている額を撮影したもので、ときどき見返しています。
書いてある一文は、石川県の蔵元「萬歳楽」の杜氏の言葉だそうです。お酒はこう飲まないといけませんね。
冬のこの時期、美味しいおでんをつつきながら、熱燗でキューといくのはたまりません。オミクロン株の急拡大で、再度まん延防止等重点措置が発出されることになり、多くの友と集って飲みに行くのは控えなければなりません。
でも、地元の馴染みの店には感染予防を万全にして売り上げに協力すべく行くつもりです。つぶれられたら困るので……。
美味しい料理を頂きながら、美味しいお酒を飲むのですから、いやなことや苦しいことを忘れるために飲むのではなく、楽しく語らいながら飲みたいものです。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2022.1.19記)