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さて、「今日の一言メモ」第484回です。
「酒は憂いの玉箒」
酒は憂いの玉箒(たまははき)とは、酒は悩み事や心配事を忘れ去ることができる素晴らしいものだと賞賛した言葉です。
「玉箒」の「玉」は、美称の接頭語で、「箒」はほうきのことを指しています。酒は心配事や悩みなどを掃い去ってくれる美しいほうきのようなものだという意味から、こう表現されています。
蘇軾の詩『洞庭春色』にある「応に呼ぶべし詩を釣る鉤(釣り針)と、亦号す憂いを掃う箒と」とあるのに基づくそうです。「酒は憂いを掃う玉箒」ともいいます。
時宜にかなう大切さ
「酒は百薬の長」という言葉もあります。酒は緊張をほぐしたり気分を良くしたりするので、適度に飲む酒は薬にも勝るという意味ですね。
でも、何事も過ぎたるは及ばざるがごとしです。薬も飲み過ぎれば毒になります。意味はちょっと違いますが、「Go To トラベル」も適切な時期にきちんとしたルールに則ってきちんと運用されれば、経済のカンフル剤として効果を発揮したと思います。
それが、あまりにも拙速に運用しようとして無用な混乱を招き、本来であれば支援対象である観光業界が困っています。まさに「時宜にかなう」やり方を取れなかった例でしょう。
仕事もそうですが、やみくもに頑張っても成果は覚束ないものになります。やはり「正しい方向」に向かって「正しいやり方」で進めていかなければいけません。
ここは一連の出来事を「他山の石」として捉え、自らの今後に生かしていきたいものです。
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さて、今日はここまでにしましょう。
では、また!
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(2020.7.22記)