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さて、『今日の一言メモ』第940回です。
「一年の計は元旦にあり」
「一年の計は元旦にあり」とは、一年の計画は年の初めである元旦に立てるべきであり、物事を始めるにあたっては、最初にきちんとした計画を立てるのが大切だという意味ですね。
『月令広義・春令・授時』に「一日の計は晨(あした)にあり、一年の計は春にあり」とあるのに基づくそうです。
「一日の計は朝にあり」とは、一日の計画は朝のうちに立てるのがよいということで、物事の計画は早いうちに立てるべきだという教えです。
元旦の自分が立てた計画に、ずっと縛られるのか?
僕は、だいたい毎年正月にはその年に取り組む課題、テーマをざっくり決めることにしていて、その年の具体的な計画を立てることはしていません。
ちなみに、今年の正月は自らのマインドセットを新たにする決意をして、ブログ記事にそれを書きました。
その年の1月〜12月まで毎月何をやるか、春夏秋冬でどこまで成果を出すのか、という形の計画は立てていません。
計画にはいろいろな準備を進めるという利点がある一方で、明日の自分から見ればきっと未熟な今日の自分が、今日の自分より成熟しているはずの明日の自分を縛る、という面もあるのではないかと思うのです。
人の一生とは、もしかしたら昨日の自分、今日の自分、明日の自分という別の人間が生きていて、夜寝てから朝起きるまでの間に昨日の自分から今日の自分が引き継ぎを受けて、それらが時系列で繋がり合って結果的に一つの人生を成すのかもしれません。
つまり、昨日の自分、今日の自分、明日の自分はそれぞれ別々の人生を生きているとも言えます。
過去に立てた計画で自分を縛り過ぎず、毎日を新しい一日として、そしてもしかしたら人生最後の日であるかもしれないと覚悟し、人を愛し感謝の気持ちを忘れず生きることができれば、それで十分かもしれないと考えています。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2022.7.19記)