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閑話休題。
10月最後の週末土曜日は、穏やかな秋晴れになってくれました。
「以心伝心」
「以心伝心」とは、言葉や文字を使わなくても、互いの気持ちが通じ合うことの例えですね。
元は仏教用語で、特に仏教の宗派の一つである禅宗で、言葉や文字では表せない奥深い仏教の真髄を、師から弟子の心へ伝えることを意味したそうです。
『景徳伝灯録』に「仏の滅する後、法を迦葉に対し、心を以て心に伝う」とあるのに基づくとか。迦葉は釈迦の十人の優れた弟子のうちの一人です。
今日は、コンピューター同士が初めて結ばれた日
今日10月29日は、今から53年前の1969年(昭和44年)に、今のインターネットの原型であるARPANET(アーパネット、Advanced Research Projects Agency Network)が稼働し、コンピューター同士の接続が世界で初めて行われた日です。
それ以降コンピューター同士を結ぶネットワークは、軍事利用を目的として発達し、一般には、1995年(平成7年)に発売されたWindows95によって普及が進みました。
そして、初代iPhoneが発売された15年前から、手のひらサイズのスマートフォンでインターネットをベースとしたコミュニケーションが可能となり、さまざまなツールが発達しました。
今やLINEをはじめとするSNSによって、言葉や文字だけでなく、スタンプ・画像・動画によって多彩なコミュニケーションが図られています。
ネットの時代に、なかなか阿吽(あうん)の呼吸は通じない
そういえば、昭和の時代の夫婦では、頑固オヤジが奥さんに向かって「オイ、あれを取れ」「オイ、これをしろ」と具体的な内容を告げずに命じて、奥さんは長年連れ添った経験から的確に推察して、謂わば以心伝心で間違えずに対応する、という風景が見られました。今では、まず無理でしょうね。
長年連れ添った夫婦間でも、きちんと言葉にして伝えないと、いろいろ齟齬が生じます。物事も複雑になっているので、なかなか阿吽の呼吸で、というのが難しい時代になりました。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2022.10.29記)