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「艱難汝を玉にす」
「艱難汝を玉にす」(かんなんなんじをたまにす)とは、人は困難や苦労を乗り越えることによって、初めて立派な人間に成長するという意味です。
「Adversity makes a man wise.」という西洋のことわざの意訳だそうで、地中から掘り出された粗玉が、磨かれて美しい玉になるとう意味からこう表現されています。「艱難」とは、困難にあって、苦しみ悩むことです。
高い目標に向かい、困難や苦労を乗り越える
45歳で現役を引退したイチローは、最低50歳まで現役と言ってきて結局実現できなかったけど、50歳を目標にしていなかったらここまでできなかった、と言っていました。さらに続けて、言葉にして表現することが目標に近づく一つの方法ではないか、と言っています。
口に出して宣言する大切さが伝わってきます。時にはやりたいことやなりたいものについて、はっきり言葉にすることが必要でしょう。
それは、周りに宣言することで、自分にプレッシャーを与え、やらざるを得ない立場に自分を追い込むためです。言葉にした以上、全力を尽くさないと、ただの口先野郎になってしまいます。
高い目標値まで、自分をストレッチする
例えば、会社で営業目標を設定する時に前年比10%upを目標にすると、せいぜい5%程度にとどまる可能性が高いです。でも、20%upを目標にすれば、10%に到達する可能性はずっと高くなります。
だから、目標はできるだけ高く設定した方が良いのです。かといって、高すぎると逆効果です。背伸びして、ようやく手が届く高さにするのが「ストレッチ」です。
人間は楽々達成できることをいくらやっても成長できません。「ストレッチ」することによって、やっと成長できるのです。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2023.3.26記)