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閑話休題。
さて、今日は4月30日。ゴールデンウィークがスタートして2日目ですが、2023年が1/3過ぎ去ろうとしている日でもあります。
「ジャネーの法則」
「ジャネーの法則」という法則があります。Wikipediaによると、この法則は、19世紀のフランスの哲学者・ポール・ジャネが発案し、甥の心理学者・ピエール・ジャネが著作で紹介したものだそうです。
この法則を簡単に説明すると、生涯のある時期における時間の心理的長さは年齢の逆数に比例する (年齢に反比例する) ということです。
例えば、50歳の人間にとって1年の長さは人生の50分の1ほどであるが、5歳の人間にとっては5分の1に相当します。
なので、50歳の人間にとっての10年間は5歳の人間にとっての1年間に当たり、5歳の人間の1日が50歳の人間の10日に当たることになるわけです。
初めて経験する道は、時間が長く感じる
5歳の頃と言えば、毎日見るもの、触るもの、やること、成すこと、すべてが初めての経験や出来事の連続。それら1つ1つが、強烈な思い出や記憶となって心に刻まれる年頃です。
一方、50歳といえば、色々なことを一通り経験、理解し、新鮮さや驚きに出会う機会は、それは5歳の頃に比べれば格段に減るでしょう。
また、初めて行く道は、かかった時間が長く感じるのに、同じ道を帰る時は短く感じた、という経験は誰でもあることでしょう。
ジャネーの法則では、「主観的に記憶される年月の長さ」とあります。ということは、「過去を振り返った時に感じる時間の長さの印象」というわけです。
神は乗り越えられる試練しか与えない
この3年間のコロナ禍は、老いも若きも初めて経験する試練でした。どこに向かっているのか、どこが終点なのか分からない中で過ごしてきました。最近になってようやくその終点が見えてきました。
そんな道を進む時間は、相当長く感じたはずです。でも、それは永遠に続くものではありませんでした。そして、過ぎてしまえば短く感じるかもしれません。
神は乗り越えられる試練しか与えないといいます。これからも様々な試練が待ち構えているでしょう。その試練をなんとか乗り越えるように努力しつつ、じっと耐えてその試練が過ぎ去るのを待つ忍耐も必要になるでしょう。
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(2023.4.30記)