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「月に叢雲、花に風」
「月に叢雲、花に風」(つきにむらくも、はなにかぜ)とは、良いことには邪魔が入りやすく、長続きしないものだという例えです。
名月の夜には雲がかかってせっかくの月が見えず、満開の花には風が吹いて花を散らしたりすることから転じて、良いことにはとかく邪魔が入りやすく、思うようにはいかないということを表しています。
「叢雲」は「群雲」とも書き、群がり集まった雲のことを指しています。
慎重に考え、でも、大胆に行動する
月見のときは雲がかかる可能性が高いと考え、花見のときは風が吹いて花が散る可能性が高いと考えておくと、実際にそうなってもショックが少ないはずです。
ただ、雲がかかりそうだから月見に行くのをやめるとか、風が吹いているから花見に行くのをやめるというのは違うと思います。
日本の哲学者、安岡正篤はこう言いました。
「細心の注意を払い、実行する大胆さを持て」
現代の経営の神様、稲盛和夫はこう言っています。
「楽観的に構想し、悲観的に計画し、楽観的に実行する」
やはり、石橋を叩いて渡らないのではなく、石橋を叩きつつ大胆に楽観的に渡るのが良さそうです。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2023.5.15記)