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「口は災いの元」
不用意な発言は身を滅ぼす要因になるから、言葉は十分に慎むべきだという戒めですね。
何気なく言った言葉が元で災難を招き、身を滅ぼすこともあるから、ものを言うときには慎重に言うべきだという意味です。
ポロッと言ってしまう不始末
古来、類義の言葉は、「言わぬが花」「物言えば唇寒し秋の風」「沈黙は金、雄弁は銀」などたくさんあります。つまり、昔から言葉で失敗した例がたくさんあるということでしょう。
ついつい本音が出て、人の欠点を批判したり、思わず自分の長所を自慢したりした後は、必ず言わなきゃよかったという自責の念にとらわれるものです。
口を開くと秋の冷たい風が唇に触れて、寒々とした気分になることから、「物言えば唇寒し秋の風」と言われるようになったそうです。
まあ、そうした舌を噛みたくなるような失敗をいくつも経験して、人生の年輪を重ねると、言わないでもいいことは言わなくなってくるはずです。
言わなきゃいけない時に、口を噤(つぐ)んでいないか
それも行き過ぎると、言わなきゃいけことも言わなくなってきます。
それを言って、敢えて波風を立てなくてもいいか……とか、これを言ったら後から何を言われるか分からないからな……とか、見て見ぬ振りをするようなときです。
「雉も鳴かずば打たれまい」と言いますからね。
言うべきは言う、それは勇気のいることです。でも、なかなか言えません。ただ、その時に言わなければ、きっと後悔するでしょう。「あー、なんでちゃんと言わなかったんだろう……自分はダメな人間だな……」と自己嫌悪に陥ったりします。
まあ、なんでもそうですが、やらずに後悔するよりは、やって後悔するほうを選択できるといいと思います。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2023.6.20記)