人が書物を紐解き、内面に広がる思いに思索を深め、ふと他の人がどう感じるか聞きたくなった時、その問いかけに富田がどんな短文で応えたのか、シリーズでご紹介している今日は17回目。
問いかけの内容は、社会人版キムゼミ1期生が「書評ワーク」という活動でアップした投稿。今日の問いかけは「外的要因に負けず内なる力を高めるためにはどういったことを意識していますか?」等です。
ゼミ生の投稿
T.Sさんの【書評ワーク】
書名: 『 人生を豊かに歩むために大切なこと、どうでもいいこと』
≪議論したい内容≫
真に幸せに豊かに生きるために、内なる感覚や気づきの重要性を知り人間本来の力を日本人は取り戻さなければならない。
・・・・・・・(中略)・・・・・・・
日本では大学名・会社名・社会的地位・持っているブランド、など外的要因を信頼してしまう傾向が強い。例えばどんな会社に勤めているかというのは、個人に付随するほんの一部でしかないのに、大きな会社で勤めていることが大きなスティタスだとされている。
・・・・・・・(中略)・・・・・・・
①やりたいことは、世間で良いと言われていることの影響だったりやりたくないことは、単に経験がないだけの食わず嫌いだったり、外的要因で左右された経験はないでしょうか。そういった外的要因に負けず内なる力を高めるためにはどういったことを意識していますか。
②私は仕事でいろんな業界の人と接する機会が多いですが、業界によって働いている人のノリが違ったりします。(広告業界と金融はまったくノリが違う)皆様は業界や立場に関係なく誰に対しても同じスタンスで接していますか、それとも相手の立場によって自分のスタンスを変えたりしていますか。スタンスを変える場合はどういったことを意識していますか。
よろしくお願い致します。
富田のコメント
①外的要因に負けず内なる力を高めるためにはどういったことを意識していますか。
そういえばベストセラーの本はあまり読まないのに、評判の映画は見たりする一貫性のない自分がいますね。(^^;
感覚的ですが、20代位までは外的要因に大いに影響されて色々と経験することが大事かと・・・様々な経験を積んで30代位から徐々に自分の色を決めていけばいいと思いますよ〜。言ってみれば20代は16色のクレヨンで、30代は6〜8色位かな。
自分がやれば良かったなぁ〜と、後悔していることは30代半ばから40歳位に自分の内面と向き合い「自分史」を作ることでしょうか。55歳の時に初めて「自分史」を作ってそう思いました。生まれた時から今迄の自分を包み隠さず年代毎に書き出してみるのです。
誰に見せるわけでもないので、恥ずかしいこと、失恋したことも書いちゃうのです。そうすると見えてくる自分がいると思います。引き出しの奥にしまっておいたあれこれが目の前に現れて。
そうして「我は何者なのか。」を見つめ直した時、はじめて「媚びない人生」に立ち向かえる準備ができるような気がします。(^_^)
②業界や立場に関係なく誰に対しても同じスタンスで接していますか、それとも相手の立場によって自分のスタンスを変えたりしていますか。スタンスを変える場合はどういったことを意識していますか。
今は基本的に同じスタンスですね。ありのままの自分を包み隠さず出すようにだけ気を付けてます。当然相手の年代によって態度や言葉遣いは多少変えてますが、根本的なスタンスは変えません。
素の自分で相対して、うまくいけばそれで良し、ダメならまたそれで良し、という感じでしょうか。素の自分と合わない方とは早めにサヨナラすることが得策だと思ってます。(^^;
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さて、皆さんならどのようにコメントしますか?
そして、次回の「書評ワーク」の対象図書は以下になります。ではまた!
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(2013.11.25記)