さて、前回は2012年にフリーランスとして独立してから約半年後、まるで金縛りにあったように「試行錯誤して失敗することが怖い」状態に陥った自分、前に進めなくなった自分がそこにいたことをお話しました。
今日は、そんな状態からどのように抜け出ることができたのか、それをご紹介します。
気付いた事実とどう向き合ったか・・・
「試行錯誤して失敗することを怖がっている自分」「みっともない姿を晒すことを怖がっている自分」「臆病で前に踏み出すことを躊躇している自分」がいることを目の当たりにして愕然としたわけですが、まずは落ち着いてそれが事実であることを認めることから始めました。
そして、自分のことを過大評価している・・・というより過大評価したがっている自分がいたことに気が付きます。
自分を過大評価したい自分がいたため、失敗したりみっともないことをするのを自分に許していなかったのです。要するに上手くやれること、ちゃんとやれることしかできなくなっていたわけです。
それでは既に経験もし、やり方も分かっていることしかできなくなるわけです。仕事だけでなく、ブログのような活動にしても、文章に誤字脱字があってはいけない、表現がおかしくなってはいけない、読みやすい文章になっていなくてはいけない・・・と自分をがんじがらめにしていました。
結果として、普段の自分と違う書き方や表現を試したりすることなく無難な文章を書き綴ることになります。唯一、学生時代の仲間が読み手になるであろう「バドミントン合宿記」「京都グルメ旅行記」等は柔らかい感じに書けていましたが、それ以外はなんか枠にはまったような面白味のない内容になっていたと思います。
つらつらと考えているうちに「自分史」を読み直してみることにしました。そして、色々失敗したり酷い目に遭ったり理不尽な思いをさせられたことが、その後の人生に様々な糧を提供してくれたことに改めて気付きました。
この気付きをキッカケにして、何かが変わり始めたように思います。
あるメルマガの一文に出会って・・・
そして、何かが変わり始めた時に配信されたメールマガジン (鮒谷周史氏の「平成進化論」) に次のような一文がありました。
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なにか事を起こそうと思ったなら、「痛い人」になるのは通過儀礼のようなものである。
そこを通過しないと次の世界には出られないのだ。
だから「みっともない人」「恥ずかしい人」「痛い人」だと後ろ指を差されれば、その事実を喜べばいい。そうやって試行錯誤しているうちに「やり方」が分かり、洗練もされてきて、目指す世界に到達できるだろう。
そのときになって自分に向けられていたその指(後ろ指)を、そっとご本人の方に向け変えて差し上げれば良いだろう。
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実は富田は大変感化されやすい人間なので ^^; 気付いた事実にどう向き合い、そこからどう進むか考えていたタイミングで丁度この一文を読み、次の2つを新たな「行動指針」とすることを、アッという間に決心しました。56歳にもなって改めてこのような決心をするのは「みっともない」ことで「恥ずかしい」ことだという一瞬の躊躇はありましたが・・・
【 新たな「行動指針」】
- これからどこにいても何をやるにしても、格好をつけたりせず「みっともなく、恥ずかしく、痛い」位の姿を晒し、試行錯誤していくことにしよう!
- 「挑戦 (チャレンジ) という言葉を「みっともなくジタバタあがくこと」と再定義しよう!
そして、当時通っていた「シゴタノ!ブログメディア道場」のfacebookグループページで、気付いてしまった事実とこの決心を思い切って報告しました。この報告をしたことで、一人でモヤモヤしていたことが大変スッキリしたことを覚えています。
報告した後、講師・受講者の皆さんから温かいfeedbackを頂くことができて、2012年はとても良い年となって暮れていきました・・・
以降は、他人にどう思われようと気にせず、躊躇せず思い切った行動をとれるようになったことを付記しておきます。(^_^)
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というわけで、現在に至るまで「みっともなくジタバタと」あがいている次第です。
もしもどこかで格好つけちゃってる富田を見かけたら、「それは、ちゃうやろ?」(何故か関西弁…(^^; ) とご遠慮なく声を掛けて下さいませ!
ではまた!(^_^)
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(2014.1.18記)