さて、前回はフリーランスとして起業する際に、クラウドサービスを活用してMacとiPhoneを連携して活用することにしたこと、そこに昨年12月、iPad mini Retinaディスプレイモデルが加わったことを書きました。
この iPad miniが加わってから約2ヶ月が経過し、予想以上に利用範囲が広がり、生活シーンを変えてくれたことを今日から暫くの間書いてみたいと思います。
富田が感じた iPad mini の良さ
そもそも、iPad miniの購入動機は外出時にどこでも持ち運んで、いつでも綺麗なカラー画面で書籍や新聞の他、様々な書類も閲覧したいということが一番でした。あと、バッテリーの保ちが悪いiPhone5の代わりにSNSやeメール、ネットのブラウジング等ができればいいな、というものでした。
購入したのはWiFiモデルで、本体だけではネットに接続できないのですが、iPhone5のテザリング機能を利用してネットに接続する予定でした。通信費はできるだけ抑えたいですからね。
電子書籍の購読は、Kindle Paper Whiteでも十分なのですが、自分で裁断してスキャン(いわゆる自炊) したPDFファイルが結構な量あり、それはKindleに転送すれば読めなくはないのですが、綺麗に表示するためにはファイル変換が必要だったりと、結構面倒臭かったのです。
さて、それでは2ヶ月近くiPad miniを使ってみて、そのベーシックな良さを挙げるとざっと次のような感じでしょうか。
- Apple製品ならではのデザインと作りのこだわり
- Retinaディスプレイ (2,048×1,536ピクセル解像度) のメリットは予想以上
- 7.9インチ(実測20㎝) ディスプレイサイズの絶妙さ
- 7.5㎜の薄さ、331gの軽さはどこに運ぶのも苦にならず
- きびきびと動作するA7チップと1日使えるバッテリー容量
- Bluetoothで簡単にiPhone5のテザリングが使用可能
Retinaディスプレイのメリットは予想以上
良さの一番目に挙げた、Apple製品ならではのデザインと作りのこだわりですが、これはやはり所有欲を満たしてくれます。持っているだけで嬉しくなる、という感覚はとても大事なことだと思います。
そして、2番目のRetinaディスプレイのメリットですが、これは本当に「待ってて良かった!」と言えるものです。7.9インチサイズのディスプレイは通常のiPadに比べれば時として狭さを感じますが、それを補って余りある軽さと薄さです。
そして高精細なディスプレイで表示される綺麗さは、写真や動画だけではなく、文字の見やすさにも大きく影響します。MacBook Airを2013年モデルに買い替えた時に、2012年モデルと比較してそのグラフィックスの綺麗さにビックリした記憶がありますが、それと同様の感覚です。
あまりの文字の輪郭のくっきり感にブラウザの表示倍率を下げても十分視認できるので、自分の視力がよくなったのか、と錯覚するほどでした。
iPad miniも全く同様です。自炊したPDFファイルで、文庫本サイズは勿論ですが、四六判やA5判サイズで小さい字がビッチリ並ぶ本でも、余白を適切にカット(※)しておけば十分に綺麗に読むことができます。新聞もそうですね。
(※) Mac標準アプリの「プレビュー」で簡単に処理できます。その方法はまた後日ご紹介します。
これは老眼が進んできた富田には大変に有り難いことです。それに画面をピンチアウト・ピンチインすることで簡単に拡大縮小できるのはタブレットの大きなメリットです。MacBook Airでも出来ますが、やはりノート型のトラックパッドを使うのは直感的ではありません。
以下の写真は、iPad2(左)とiPad mini(右)で新聞と文庫本サイズのPDFファイルを表示させたものです。写真では違いが判別しにくいとは思いますが、人間の感覚ではその差を十分に感じます。(画像をクリックし拡大表示して見比べてみて下さい。)
これは、A5判の書籍を自炊したPDFファイルを表示したスクリーンショットです。(ある程度余白をカットしてあります。)
というわけで、この綺麗な表示のお陰で読書スタイルや写真や動画の閲覧スタイル等が随分変わりました。予想以上にKindle Paper WhiteやMacBook Airの出番がとても少なくなり、それでも読書量は増えました。iPadと違って片手で空中に保持していても苦にならない軽さなので、出先や移動中でも場所を選ばず使えるので本当に有り難いです。
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さて、今日はここまで。次回も iPad mini が起こした生活シーンの変化について続けます。
ではまた!(^_^)
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(2014.2.2記)