さて、昨日の日曜日、サッカー男子W杯の日本初戦のキックオフが午前10時とあって、日本中の多くの人がテレビに釘付けになったと思います。
結果は残念ながら、勝ち点をあげることができませんでした。我が家もNHKの中継にかじりついて、一喜一憂していました。
その中継で、解説者の岡田武史前監督が、試合後に印象的な言葉を残したのです。
そこで、「今日は何の日?」シリーズは、一旦お休みして、「昨日の一言」として書き留めておきたいと思います。
この逆転負けは、日本のサッカーに必要だった
岡田前監督は、富田と同じ年の生まれで、勝手に親近感を持っています。
そして、滅多に感情を露わにしない、冷静なイメージです。その岡田前監督が、珍しく熱を込めて(いるように聞こえた)、力説していた言葉です。
朝日新聞デジタルの記事から、一部引用させてもらいます。
この逆転負けは日本のサッカーに必要だったと考える。立ち上がる力を持っているか、試されているのだと。私が2年いた中国でも日本はリスペクトの対象だ。このままガタガタ崩れたら、なんだW杯ではできないじゃないか、となる。アジアの代表としての責任もある。
大切なのはチームの原点を思い出すことだ。全員で前に出ていく守りで奪い返す。マイボールをできるだけ長くして、パスをつないで相手を疲れさせる。この4年間、そういうサッカーをW杯でも見せようとやってきたはずだ。
ザッケローニ監督は大変な仕事をしなければならない。トップが下を向いたら選手は絶対にダメになる。彼なら十分にわかっているはずだ。(岡田武史前日本代表監督)
立ち上がる力を見せて欲しい!
日本代表にとって、全ては第2戦のギリシャ戦にかかってきます。
ここで勝つしか、決勝トーナメントに残る可能性はありません。勿論、第3戦のコロンビア戦にも勝利が必要でしょう。
岡田前監督が言っているように、チームの原点を思い出し、日本らしいサッカーができるか、そして結果がついてくるか、これまでの4年間がここにかかってくるのです。
なんでも、現行の32チームで行われるようになった98年フランス大会以降、黒星スタートを切った46チーム中、1次リーグを突破したのは4チームのみ。データ通りならば日本の1次リーグ突破の確率はわずか8.7%…
しかし、前回南アフリカ大会で、初戦で敗れたスペインが、その後連勝して1次リーグを突破、決勝トーナメントを勝ち上がり初優勝した例もあります。
是非、初戦の敗退をバネにして、強く立ち上がって欲しいものです。
私たちの人生で、ここ一番の大勝負という場面は、そうそう訪れないかもしれません。
しかし、日頃の出来事という点と点が結びつき、将来振り返った時に、一つの線となって繋がるわけです。
途中で挫けたり、諦めたりしたら、折角一つの線になろうとしていた点が潰えてしまうことになります。
生きていく途上では、幾多の試練に出会います。でも、その試練は将来の自分にとって、必要なものだと考え、諦めずに乗り越えていく強い気持ちを持ち続けよう、と考えた今日も梅雨の中休みの朝なのでした。
「神は乗り越えられる試練しか、人に与えない」と信じて。
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さて、今日はここまでにしますね。
ではまた!
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(2014.6.16記)