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6月19日は「元号の日」、この日に問い直す元号の意味とは?

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サッカーW杯の熱戦が続いていますが、前回優勝国のスペインがグループリーグで連敗、決勝トーナメント進出を逃すという大番狂わせが起きて、びっくりしています。

そして、いよいよ日本代表が決戦の地ナタルに到着、明日のギリシャ戦のキックオフを待つばかりになりました。

さて、気持ちを落ち着かせるため、「今日は何の日?」シリーズを続けます。

6月19日は「元号の日」

今日は、大化の改新で有名な中大兄皇子が、日本初の元号「大化」を定めた日です。

645(大化元)年6月19日(旧暦)に初めて定められた元号は、現在の「平成」まで247にもなっているそうです。

「大化の改新」とは懐かしい言葉です。中学の歴史で初めて知った史実でしょうか。

例によって、Wikipediaで少し調べてみました。

大化の改新(たいかのかいしん)は、飛鳥時代の孝徳天皇2年(大化2年)春正月甲子朔(西暦646年)に発布された改新の詔に基づく政治的改革。

中大兄皇子(後の天智天皇)らが蘇我入鹿を暗殺し、蘇我氏本宗家を滅ぼした乙巳の変の後に行われたとされる(この暗殺事件もまとめて大化の改新と呼ぶこともある)。

天皇の宮(首都)を飛鳥から難波宮(現在の大阪市中央区)に移し、蘇我氏など飛鳥の豪族を中心とした政治から天皇中心の政治へと移り変わったとされる。

なるほど…記憶が蘇ってきます。

歴史の年号の語呂合わせ

記憶が蘇ってくるといえば、歴史のテストで年号を覚えなければならず、あれこれ語呂合わせで覚えましたね。

710年   なんと立派な平城京
794年   鳴くよウグイス平安京
1192年  いい国作ろう鎌倉幕府
1549年  以後よく見かけるクリスチャン

いくつかの語呂合わせは、今でも思い浮かびますが、覚えていたからといって実際に役立つ場面はなかったような…(^^;

元号の意味を考える

そもそも元号が現在も受け継がれ、西暦と併記されているのは何故でしょうか?これもWikipediaで紐解いてみます。

元号は紀年法の一種であるが、西暦やイスラム紀元や皇紀(神武紀元)などの無限のシステム(紀元)とは異なり、皇帝や王など君主の即位、また治世の途中にも随意に行われる変更(改元)によって元年から数え直され、名称も改められるという、有限のシステムである。

なるほど…

更に見てみると、戦後しばらくして元号廃止の議論があったようです。

第二次世界大戦後に、日本国憲法制定に伴う皇室典範の改正をもって、元号の法的根拠は消失した。しかし、官民関わらず「昭和」の元号が使用され続けた。

1950年2月下旬になると、参議院で元号の廃止が議題に上がった。

ここで東京大学教授の坂本太郎は、元号の使用は「独立国の象徴」であり、「西暦の何世紀というような機械的な時代の区画などよりは、遙かに意義の深いものを持って」いる。

更に「大化の改新であるとか建武中興であるとか明治維新」という名称をなし、「日本歴史、日本文化と緊密に結合し」ていることは今後も同様であるため、便利な元号を「廃止する必要は全然認められない」一方で「存続しなければならん意義が沢山に存在する」と熱弁をふるった。

しかし、それから朝鮮戦争が勃発すると、元号の議題は棚上げされた。以来、元号の廃止や、新たな元号に関する議論は低調にとどまり、現在に至るまで元号と西暦の双方が使用され続けている。一方で、皇紀に関しては、ほぼ使用されなくなった。

その後論争を経て1979年(昭和54年)に元号法が制定された。これは昭和天皇の高齢化と、世論調査で国民の87.5%が元号を使用している実態(1976年当時)に鑑みたものである。

元号法では「元号は皇位の継承があった場合に限り改める」と定められ、一世一元の制が維持された。ここで再び元号の法的根拠が生まれ、現在に至っている。

というわけで、現在は元号法という法律によって定められているわけです。

デジタルの世界では、全て西暦に統一されていて、コンピュータを使用するデータには元号は存在しません。(Excelで元号表示ができるのは、変換式を使っているからです)

でも、人間の頭で、その時代を認識する時は、元号が登場してくるような気がします。

「昭和の香り」がする、とか、「昭和の世代」だね、とか比喩的に表現されるのが好例です。もちろん、「激動の昭和史」という使われ方もするわけですが。

それぞれの世代が生きた背景を表すのに、元号が果たす意味は大きいのではないか、と再認識した梅雨の合間の朝なのでした。

・・・・・・・
さて、今日はここまでにしますね。
ではまた!
 
 

・・・・・・・・・・・・
(2014.6.19記)

富田 邦明

IT関係のコンサルタントをしております。
業務効率化・システム改善だけでなく、経営者視点のリスクマネジメントも同時に行い、人とテクノロジーのシナジー(相乗)効果を最大限にすること、そして、活き活きとした雰囲気で働ける環境作りを目指しています。

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