さて、金曜日のサッカー日本代表第2戦の勝利を祈りつつ、「今日は何の日?」シリーズを再開します。
6月17日は「砂漠化および干ばつと闘う世界デー」
6月17日は国際デーの一つで、1995年に国際連合総会の決議により定められた「砂漠化および干ばつと闘う世界デー」です。
毎年テーマを設定することになっていて、ここ5年のテーマは次のようになっていました。(出典 : Wikipedia)
2014年 – 土地は未来をつなぐもの – 気候変動から守ろう
2013年 – 乾く大地から未来を守れ
2012年 – 健康な土地はあなたの生活を維持します:土壌劣化ゼロを目指そう
2011年 – 森林は乾燥地の働きを助ける
2010年 – どこかで土地を強化すればあらゆる場所での生命の強化につながる
砂漠化を防ぐには森林資源の保護が必要
富田が中心となって進めている「終活」を中心としたプロジェクト「ベスト・クロージング!」で、プロジェクトに参加願っている上級終活カウンセラーの坂部さんという方がおられます。
坂部さんは、毎月「入棺体験会」を主催されていて、エコな強化段ボールを使用した、棺に入る体験をすることができます。富田も昨年10月に体験してきました。
完全に棺の蓋を閉められて3分間、真っ暗闇の世界を体験したのですが、温かい空気に包まれて不思議と落ち着ける空間でした。一度体験されることをお薦めします。
この体験会の冒頭で、会場となっている「エコフィン・ラボ」の方が、現在の日本の火葬でどれだけの木材が消費されているか、について説明がありました。
日本では現在、1年間に亡くなられる方が、約110万人になっているそうです。
そして、棺1本を作るのに必要な合板の数は8枚で、年間必要な合板を積み上げると、なんと富士山7つ分の高さにもなるそうです!
そして、1回の火葬に用いられる燃料は、灯油換算で約70ℓ、年間必要なエネルギー量は、タンクローリー2,556台分にもなるとのことです。
エコな強化段ボールの棺が、森林資源の保護に繋がる
この体験会で紹介される強化段ボールの棺を使用すると、原料の森林資源、火葬に要するエネルギー量は、木材を使用するのと比較して約半分で済むそうです。
更に、棺1つあたりモンゴルの地に10本の植樹がされるとのこと。
木製の棺の場合、安くて2万円前後から、高いものは数十万円〜100万円代まであります。この強化段ボールの棺は6万円 (税抜き)です。
高いと思うか、安いと思うかは、何を価値判断の基準にするかで異なります。
「入棺体験会」を主催されている坂部さんは、つい最近ご親族を亡くされ、実際にこの棺を使われたそうです。
親族皆さんで、棺の上に綺麗な布を貼ってからご遺体を納め、とてもよいお見送りができたと述べておられました。
自分が亡くなった時に、こうした棺を使って欲しいのかどうか、生前の「終活」できちんと意思を書き残しておくことや、ご親族にきちんと意思を伝えておくことが大事だと思います。
棺を用意することは、一生のうち何度もあることではありません。しかし、自分自身もいずれは必ずお世話になるものです。
その時のちょっとした心掛けで、地球の砂漠化を少しでも食い止めることができるのだと、改めて思う梅雨の中休みの朝なのでした。
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さて、今日はここまでにしますね。
ではまた!
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(2014.6.17記)