さて、「今日は何の日?」シリーズを再開しましょう。今日は第31弾です。
長谷川町子さんが国民栄誉賞を授与された日
今から22年前、1992年7月28日、同年5月に亡くなった「サザエさん」の作者である長谷川町子さんに、国民栄誉賞が授与されました。
受賞理由は、家族漫画を通じて、戦後の日本社会に潤いと安らぎを与えたということだそうです。
作者が亡くなられても、テレビ放送は続き、今や国民的番組となっていますね。
かつて長谷川町子さんの自宅があり、今は「長谷川町子美術館」がある、東急田園都市線「桜新町」駅近くには「サザエさん通り」があり、駅前には像が立っています。
サザエさん人気
テレビ視聴率を確認してみたのですが、ビデオリサーチによれば、1989年 (平成元年) 1月15日から2008年 (平成20年) 11月まで、約20年間の平均視聴率は22.3%だそうです。
最高平均視聴率は1979年 (昭和54年) 9月16日放送の39.4% (関東地区) だったとか。
アニメ番組年間平均視聴率ランキングでは、1971年 (昭和46年) 以降2011年までの30年間で、1位が28回!これはもうお化け番組ですね。
今年になっても、全てのレギュラーアニメ番組中、唯一20%を超える日があるそうです。
サザエさん人気のわけは?
なんで、これだけの長期間、サザエさんは人気を保っているのでしょうか?
個人的な意見としては、いつまでも変わらない家庭の温かさを、毎週日曜日の夕方確実に見られることかな、と思います。
現代では当たり前の核家族ではない、三世代同居のサザエさん一家。
磯野波平さんは54歳、サザエさんは24歳のままで年を取らない。そして、何年経っても生活が変わらない安心感。
いまだに黒電話を使っていて、メダカがすくえる川がすぐ近所に流れている。小さな子どもが一人で三輪車を乗り回してる。
クルマも持ってないし、二階もない平屋建てに住み、専業主婦が二人いて、ちゃんと家の中で子どもを育てている。
普段は、茶の間で家族みんなでちゃぶ台を囲んで食事をする。冬になると、ちゃぶ台がコタツにかわる。
それを一つの理想的な家庭のあり方として、視聴者は受け止めているのでしょうね。
これからも、サザエさん一家は、いつまでも変わらずあのままでいてほしいなぁ、と思った7月最終週スタートの朝なのでした。
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さて、今日はここまでにしますね。
ではまた!
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(2014.7.28記)