さて、「今日は何の日?」シリーズは一休み。
今日は、iPhone6への機種変更か、他社への乗り換えか検討する中で、ソフトバンクの対応に強い違和感を覚えたので、そのことについて書いてみます。
事の顛末
現在、夫婦でソフトバンクのiPhone5とiPhone4Sを使っています。そこで、2台をiPhone6にグレードアップすべく、いろいろ調べていたわけです。
9/12の予約開始日が過ぎても、ソフトバンク・au・ドコモで購入条件が揃わず、9/19の発売日になってやっと出揃ったように見えました。
そこで、現在のソフトバンクからMNPを利用して他社に乗り換えた場合、どの程度費用がかかるか確認することにしました。
ここからの経緯は、昨日Facebookに【ソフトバンクで律儀にiPhone6へ機種変更した既存ユーザーは、最大12,000円の損をしている!】というタイトルで詳細をアップしました。
電話対応したMNP予約番号受付窓口の担当者が言うには、要するにソフトバンクでは、他社への乗り換えに必要なMNP予約番号を取ろうとしたユーザーにだけ、追加で10,000円のキャッシュバックか、12ヶ月間毎月通信料を1,000円割引(計12,000円)するポイントを付与するというのです。
ということは、ソフトバンクユーザーがそのまま律儀に機種変更した場合、この追加ポイントの恩恵は受けられず (当然、ポイントの存在すら知らされもせず) 、MNPを一旦希望して乗り換えをやめたユーザーと比べて、最大12,000円損をするわけです。
(後で知ったのですが、iPhone5のユーザーの方に、機種変更すると10,000円を追加でキャッシュバック、というメールが9/19の夕方にあったようですが、こちらに届いた記憶がありません…)
ソフトバンクが既存ユーザーを大事にしていないのは、auのガラケーからソフトバンクのiPhone3GSに乗り換えた時から感じていましたが、更にその念を強くしました。
で、Facebookにこの投稿をした後、続々とコメントがつき、シェアしてくれた先でもコメントがつき出しました。
そのコメントを見ていると、どうもMNP希望者に (こっそり) 追加ポイントを付与しているのは、ソフトバンクだけではなくドコモでもauでもやっているらしいのです。これって常識?
ユーザー視点を忘れた対応ではないか?
もしも、キャリア3社どこでも同じような対応を取っているとすれば、キャリアサイドの論理としては、ビジネスとして競争する上で当然の対応なのでしょうね。
でも、そこには既存ユーザーを大切にするという、ビジネスでは最も大切な視点が欠けていると思います。
他社に比較して、大きくサービス内容に差がつけられないビジネス形態だから、こんなこと (釣った魚に餌はやらないが、逃げだそうとしたら慌てて餌をやるみたいな…) が起きるのかもしれません。
でも、こんなことが続くのならユーザーは新機種を購入する時に、MNPをちらつかせて追加ポイントをゲットする道を選ばざるを得なくなります。
いわば正直者はバカを見ることを避けるため、ゴネ得のような行為を強いられることになりませんか?まあ、バカを見ることを承知で、金額が高い方を選ぶ方もいるかもしれませんが…
こんなことを書くと、そんなことは世の中の常さ、とうそぶく輩がきっと現れるのでしょう。そして、その人が親なら子どもに、「ちゃんとMNPをするフリをするんだぞ、そうしないと損するからな。」と教えるのでしょうか…
でも、世の中には様々な混沌と矛盾が溢れている中で、ソフトバンク・au・ドコモのような立派な企業には、少しでもそんなことを減らして欲しいと願います。
昨日、ソフトバンクのMNP予約番号受付窓口で電話対応してくれた担当者に、「あなたがソフトバンクユーザーで、MNPをしようとした人より、しなかった義理堅い人が最大12,000円も損をすると知ったら納得できますか?」と問い糾したら、「ええ、まあ・・・そうですね…」と口ごもっていました。
彼は、自分の仕事に誇りを持てているのでしょうか…
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2014.9.22記)