さて、「今日は何の日?」シリーズ・ライト版です。
今日1月21日は「ライバルが手を結ぶ日」だそうです。
「ライバルが手を結ぶ日」の由来
1866年 (慶応2年) 1月21日 (旧暦) に、坂本龍馬らの仲介により、長州藩と薩摩藩が薩長同盟を結んだのが、その由来だそうです。
薩摩藩と長州藩は、幕末の政治世界で大きな影響力を持っていましたが、薩摩藩が、公武合体の立場から幕府の開国路線を支持しつつ幕政改革を求めたのに対し、長州藩は急進的な攘夷論を奉じて反幕的姿勢を強めていて、両者は容易に相いれない立場にあったのです。
薩摩藩は会津藩と協力して、長州藩勢力を京都政界から追放し (八月十八日の政変) 、上京出兵してきた長州藩兵と戦火を交え敗走させる (禁門の変) に至って、両者の敵対関係は決定的となりました。
朝敵となった長州藩は、幕府から第一次長州征討を受けるなど、非常な窮地に陥ることになりました。
一方で、薩摩藩も自藩の主張する幕政改革の展望を開くことができず、大久保利通や西郷隆盛らを中心に、幕府に対する強硬論が高まっていきます。
こうした経緯を経て、坂本龍馬や中岡慎太郎の斡旋もあって両藩が結びつくことになったわけです。
ライバルと切磋琢磨する大切さ
今年のNHK大河ドラマ「花燃ゆ」は、吉田松陰の妹・文を主人公に、幕末激動の長州藩に翻弄される姿を描いていますね。とても面白く見ています。
幕末に活躍した人物達は多士済々ですが、その中で切磋琢磨して大いに刺激を受けて生きていったことが容易に想像されます。
現代においても、自分が一目置く存在としてライバルは大切です。敗北感を味わったり、負けまいと努力したり、そんな存在がないと自分一人ではなかなか成長できません。
・・・というわけで、人は多くの人と交わることで、一人の大人として初めて認められるのではないか、と考えた水曜日の朝なのでした。
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さて、今日はここまでにしますね。
ではまた!
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(2015.1.21記)