さて、今日は「仏名会 (ぶつみょうえ) の日 」だそうです。
「仏名会の日」の由来
今から1241年前の774年に、清涼殿に僧を召して行われたのが始まりです。他にも「御仏名」「仏名懺悔」とも言われているとか。
12月19日から三日間にわたり、過去・現在・未来の三千仏名を唱え、その年の罪を懺悔し、国家の安寧、皇室の息災などを祈願する法要です。
845年に宮中の恒例行事となり、室町時代まで行われていました。
煤 (すす) 払いは家の掃除、仏名会は心の掃除といわれています。
「仏名会の日」に思うこと
確かに、年末の大掃除は家の中だけでは片手落ちですね。心の大掃除も必要かと…
さて、どんな風に大掃除しましょうか…
1年間に溜まったあれこれ煩悩 (=ぼんのう) をすっきりさせないといけないですね。
そういえば、除夜の鐘をつく理由は、人の心にある煩悩を祓うためでした。
仏教では、人には百八つの煩悩があると考えられています。そのため、煩悩を祓うためにつく除夜の鐘の回数は108回とされているのですね。
百八つとされているのは、四苦八苦で (4×9) + (8×9) = 108 という俗説があります。
煩悩とは、人の心を惑わせたり、悩ませ苦しめたりする心の動きです。
代表的な煩悩は、以下のものとされています。
1. 欲望 (肉体的および精神的なもの)
2. 怒り
3. 執着
4. 猜疑
ふ〜む・・・考えてみるとあんまり煩悩に思い当たりません…(^^;
還暦も間近になって、枯れてきたのでしょうか…
何はともあれ、心静かに整えて年を越える準備を致しましょう!
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さて、今日はここまでにしますね。
ではまた!
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(2015.12.19記)