「今日は何の日?」シリーズ・ライト版です。
さて、今日は今から70年前に、あの東京大空襲があった日です。
東京大空襲とは
第二次世界大戦末期の1945年 (昭和20年) 3月10日深夜0時8分、東京はアメリカ軍のB29爆撃機344機による焼夷弾爆撃を受けました。
死者約10万人、焼失家屋約27万戸という、第二次大戦で最大級の被害を出した空襲だったのです。
次の画像は、焦土と化した東京です。本所区松坂町、元町 (現在の墨田区両国) 付近で撮影されたものだそうです。右側にある川は隅田川です。
この日は「東京大空襲記念日」になると共に、この日を忘れず、都民ひとりひとりが平和について考える日として、1990年 (平成2年) に東京都が「東京都平和の日」に制定しました。
東京大空襲の日に思うこと
兵隊でもない何の罪もない庶民が10万人以上も亡くなるという、痛ましいというには筆舌に尽くしがたい出来事です。
焦土と化した東京に、死屍累々と焼け焦げた遺体が積み上げられたそうです。
僕の母は、戦中派でしたから実際に東京大空襲を経験し、命からがら逃げ回ったとか。僕の小さい頃は、母からその恐ろしい経験を度々聞かされました。
「今こうやって赤々と灯りを付けて、白いご飯が食べられるだけで、もう私は十分幸せ」…母の口癖でした。
小さい頃は実感が湧かず「ふ〜ん…」と聞いていましたが、歳を重ねると共に戦争の悲惨さを実感するようになります。
戦争は、人を殺すことです。そして、小さい頃から人を傷つけてはいけない、ましてや殺すなどもっての他と教えられてきました。
人を殺すことに大義などありません。だから、戦争は絶対避けなければなりません。
ただ、きな臭い東アジアの情勢もあります。攻撃されたら身を守らなければならないのも事実です。
非戦の誓いと防衛の狭間で、どうにかバランスをとらなければならないのが、今の日本の状況でしょうか…
・・・などと、つらつら考えてしまう火曜日の朝なのでした。
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さて、今日はここまでにしますね。
ではまた!
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(2015.3.10記)