さて、今日3月19日は「カメラ発明記念日」だそうです。
「カメラ発明記念日」の由来
今から176年前の1839年3月19日、フランスのルイ・マンデ・ダゲールによって、世界で初めて写真機が発明されました。それを記念して、この日が「カメラ発明記念日」となったのです。
この写真機は、ダゲレオタイプと呼ばれるものでした。
次の画像は、1848年にダゲレオタイプで撮られたエドガー・アラン・ポーだそうです。
ダゲレオタイプとは、銀メッキをした銅板などを感光材料として使うもので、日本語では銀板写真とも呼ばれています。
これが、世界最初の実用的写真技法で、湿板写真技法が確立するまでの間、最も普及した写真技法となりました。
ダゲレオタイプ以降の写真技術では、基本的に明暗の反転したネガティブ画像を得て、そこから明暗の反転しないポジティブ画像をプリントする方式が主流です。
それに対し、ダゲレオタイプは銀板上に定着されたポジティブ画像そのものが最終的に鑑賞する画像になります。
つまり、ダゲレオタイプ撮影された写真は一枚しか存在しないのです。
「カメラ発明記念日」に思うこと
つい最近まで、手軽にスナップ写真を撮るには専用のコンパクトデジカメを使うのが当たり前でした。
日本でデジタルカメラが一般的に認知されたのは、今から20年前の1995年 (平成7年) に発売されたカシオのQV-10という機種でした。
320×240ドットという低解像度で、ズームもフラッシュもなく、電池もすぐになくなる、という欠点もありましたが、本体メモリに96枚の画像が保存でき、パソコンとケーブル接続することで画像ファイルを取り込むことができましした。
それから短期間に、コンパクトデジカメは一気に高解像度化が進み、長足の進歩を遂げます。
その後、低解像度ながら手軽さが受けて、ガラケー(ガラパゴス携帯電話) で写真を撮ることが一般的になります。
更に、スマホの普及と共にあれよあれよと高解像度が進み、素人がスナップ写真を撮影するのなら、十分な画質の写真が撮れるようになりました。
このブログに載せる料理写真や風景写真などは、殆ど自分のiPhone6で撮ったものです。1枚の画像で、2メガバイト近いファイルサイズになります。3264 × 2448ドットで、約8メガピクセルという高解像度です。
ここまで進化するのに、世界で初めてカメラが登場してから、180年近くかかったと言うべきなのか、180年足らずしかかからなかったと言うのか分かりませんが、驚くべき技術革新であることは事実です。
今後5年、10年でどの位の進化が実現するのでしょうか。
Appleから来月発売されるApple Watch も進化して、今のiPhone程度の画像や動画が撮影できるようになるかもしれませんね。
・・・というわけで、未来の進化に思いを馳せた木曜日の朝なのでした。
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さて、今日はここまでにしますね。
ではまた!
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(2015.3.19記)