さて、今日は「ガッツポーズの日」だそうです。
「ガッツポーズの日」の由来
今から41年前の1974年 ( 昭和49年 ) 4月11日、東京の日大講堂で行われたボクシングWBCライト級タイトルマッチで、挑戦者のガッツ石松がチャンピオンのロドルフォ・ゴンザレスに対し、8ラウンドKO勝ちしました。
その時両手を挙げて勝利の喜びを表わした姿を、新聞記者が「ガッツポーズ」と表現したのが、喜びのポーズ「ガッツポーズ」の始まりと言われています。
「ガッツポーズの日」に思うこと
今ではスポーツ選手だけでなく、多くの人が「やった!」と思った瞬間に、多かれ少なかれガッツボーズをとるほど、身体に馴染んだポーズですよね。
「ガッツポーズ」という言葉自体は和製英語ですが、すっかり定着しているわけです。
ただ、スポーツの世界でも武道 (相撲・剣道など) の世界では、敗者への配慮として「勝っても喜びは体で表現せず」という嗜み (たしなみ) があります。勝って驕らず負けて乱れず、ということですね。
特に、勝者は敗者に礼を尽くす意味で、喜びを示さない、ガッツポーズはしないようにと戒められているそうです。
そういえば以前、元横綱朝青龍が復活優勝を遂げた勝利直後に、土俵上でガッツポーズをして問題視されたことがありました。
日本人でない朝青龍には、問題視されること自体が理解しがたいことだったのかもしれません。
国際化が進んだ柔道「JUDO」では、海外の選手が派手にガッツポーズをしている傍らで、日本選手が静かに喜びを噛み締めている姿に却って違和感を覚えたりします。
これだけ国際化が進んだ時代ですから、喜びは素直に表現しても良いのでは?と思う反面、やはり勝負の結果だけではなく「道 (どう)」を究めることを目的とした世界では、嗜みというか節度を保つことが必要かもしれません。
さて、どのようにお考えでしょうか?
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さて、今日はここまでにしますね。
ではまた!
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(2015.4.11記)