さて、今日は「おまわりさんの日」だそうです。
「おまわりさんの日」の由来
今から141年前の1874年 (明治7年) 6月17日に、巡査制度が誕生したことに由来しています。
また、同じ年に東京では交番制度も誕生しました。
当時の交番は今のような建物ではなく、3人1組となった当番員が特定の場所に出向き、100歩の範囲内で歩きながら立番を1時間ずつしていたことから、「交替で番をする所」という意味で「交番所」と呼ばれていたとか。
明治14年から交番の建物が建てられるようになり、「派出所」と呼ばれていましたが、平成6年になって「交番」という名称で正式に統一されたのだそうです。
「おまわりさんの日」に思うこと
おまわりさんは、お巡りさんと書くように、持ち場を巡回することからその名前が付けられたようです。
今年2月2日の「交番設置記念日」に、このブログで書いたのですが、当時の「交番所」が世界初のものだったのです。
そして、小さい頃住んでいた家の近所の交番には、優しそうなおじさんと若いお兄さんの2人のお巡りさんがいました。
学校から帰るとランドセルを放り出して外で遊び呆けていましたから、交番の前を通ると「気をつけて」とか「もう日が暮れるから早く帰りなさい」とか、声をかけてくれたものです。
幼な心に、町を守ってくれている正義の味方、というイメージで頼もしく感じていました。
そういえば、当時の男の子のなりたい職業で「お巡りさん(警察官) 」は、常に上位に入っていましたが、今はどうなのでしょうね?
・・・と思って調べてみたら、日本ファイナンシャル・プランナーズ協会が今年の3月に、小学生の「将来なりたい職業」ランキングを発表していました。
男子では、次の通りでした。
◆将来なりたい職業(トップ10から抜粋)
1位 サッカー選手・監督など
2位 医師
3位 野球選手
4位 ゲーム関連(クリエーターなど)
5位 シェフ・調理師
6位 教師
6位 バスケットボール選手・コーチ
8位 建築士
9位 自動車関連
9位 テニス選手
9位 マンガ家
9位 宇宙飛行士・宇宙関連
9位 警察官・警察関連
やはり、サッカー・野球選手は強いですね。テニス選手は、もちろん錦織圭選手の影響でしょう。
そして、テニス選手他と同じ9位に「警察官・警察関連」が入っていました。
近年、警察官の不祥事が次々と明るみに出て、つい先日も生ビールをジョッキで5〜6杯も飲んだ挙げ句、酔っ払い運転をして検挙された警察官のニュースがありました。
男の子たちのなりたい職業ランキングで、ベスト10に入っているのですから、そうした子たちの憧れを踏みにじるような行為は絶対して欲しくない、と切に願う「おまわりさんの日」の朝なのでした。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2015.6.17記)