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” 日中国交正常化の日 ” に思うこと → ほんとうの「未来志向」が実現して欲しいと切に願う…

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さて、今日は「日中国交正常化の日」だそうです。

「日中国交正常化の日」の由来

今から43年前の1972年 (昭和47年) 9月29日に、日本と中華人民共和国との間の国交正常化共同声明 (日中共同声明) の調印式が北京で行われ、田中角栄、周恩来両首相が署名したことに由来します。

この日中共同声明により、第2次世界大戦後に中華民国とは別に建国された中華人民共和国と、建国後23年を経て、両国間の懸案となっていた正式な国交が成立したわけです。

1972年9月25日に、田中角栄内閣総理大臣が現職の総理大臣として初めて北京を訪問し、北京空港で出迎えの周恩来国務院総理と握手しました。

その後、人民大会堂で数回に渡って首脳会談を行い、9月29日に日中共同声明の調印式に漕ぎ着けたのです。

「日中国交正常化の日」に思うこと

この時の様子を、Wikipediaで紐解いてみました。

その中に記載されていたのですが、日中共同声明に調印した当時はまだ戦後30年も経過しておらず、交渉には日中戦争の傷が影を落としていたそうです。

そこで、周恩来は「日本人民と中国人民はともに日本の軍国主義の被害者である」として、「日本軍国主義」と「日本人民」を分断するロジックによって「未来志向」のポリティクスを提唱して、共同声明を実現させたとか。

この論理によれば、抗日民族統一戦線の戦いをどれほど賛美し、日本の軍国主義の侵略をどれほど非難しても、それは日本との外交関係にいささかもネガティヴな影響を及ぼすものではないとされるわけです。

この「未来志向」の政治的合意は、現在にも引き継がれている、と説明されています。

う〜む・・・この「未来志向」の論理は、中国側で最近影を潜めているように感じます。

共産党一党独裁という、特異な政治形態を持つ中国ですが、体制への批判をかわし一党独裁維持のために、常に民衆が批判する先を日本に向けている、ともっぱら言われていますね。

過去の日本の軍国主義による侵略に対して、いつまでも反省と謝罪を続けさせようとする姿勢は、どうも「未来志向」とは呼べない気がします。

南シナ海などに着々と布石を打っているように見える中国・・・今回成立した安保法制が、安倍首相・与党が言うように、未来の平和のための抑止力となってくれればいいのですが…

・・・というわけで、あれから既に43年経ち、当初の「未来志向」がもっと前進してくれたら…と思う「日中国交正常化の日」の朝なのでした。

・・・・・・・
さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
 
 
・・・・・・・・・・・・
(2015.9.29記)

富田 邦明

IT関係のコンサルタントをしております。
業務効率化・システム改善だけでなく、経営者視点のリスクマネジメントも同時に行い、人とテクノロジーのシナジー(相乗)効果を最大限にすること、そして、活き活きとした雰囲気で働ける環境作りを目指しています。

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