さて、今日は二十四節気の第19「立冬」です。
二十四節気 (にじゅうしせっき) とは
今日から立春 (2016年2月4日) の前日までが、暦の上では冬となります。
さて、ここで改めて二十四節気のおさらいなど。
二十四節気(にじゅうしせっき)は、1太陽年を日数(平気法)
あるいは太陽の黄道上の視位置(定気法)によって24等分し、
その分割点を含む日に季節を表す名称を付したもの。
二十四気(にじゅうしき)ともいう。(出典 : Wikipedia)
名称の由来を、種類別に分けると以下のようになるそうです。
・ 昼夜の長短を基準にした季節区分(各季節の中間点) → 春分・夏至・秋分・冬至
・ 昼夜の長短を基準にした季節区分(各季節の始期) → 立春・立夏・立秋・立冬
・ 気温 → 小暑・大暑・処暑・小寒・大寒
・ 気象 → 雨水・白露・寒露・霜降・小雪・大雪
・ 物候 → 啓蟄・清明・小満
・ 農事 → 穀雨・芒種
「立冬」に思うこと
「立」には新しい季節になるという意味があって、立春、立夏、立秋と並んで季節の大きな節目になります。これらを「四立 (しりゅう) 」というそうです。
というわけで、いよいよ暦の上では冬になりました。
来年の立春は、2月4日です。立春を迎えても寒さはまだまだ底に近付いている段階ですね。
ところで、我が家から最寄り駅に向かう途中に桜並木があります。
立冬から立春を過ぎて3月にかけて、桜は開花の準備を進めます。今は葉を落としている桜も、内部では綺麗に花咲くための準備をしているわけです。
毎年冬から春に近付く頃、桜並木の下を歩く度に、枝の花芽を注意深く経過観察しています。
花芽が徐々に徐々に膨らんでくる様には、力強い生命力を感じます。
寒い冬の間、北風が吹こうが雪が降ろうが、少しずつ少しずつ開花に向けた準備を進めています。この準備があって初めて春の絢爛たる花の舞いが見られるわけです。
我々も辛い時期苦しい時期を、冬の時代に例えますが、その時期をどう過ごすかで春の訪れをどのように迎えることができるか、決まるわけですね。
・・・ということで、縮むことなく諦めることなく、着実に少しずつ内部にエネルギーを貯めて、春の訪れを待ちたいと思った「冬至」の日の朝なのでした。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2015.11.8記)