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さて、今日は「終戦記念日」です。広島平和記念日・長崎原爆の日・日航ジャンボ機墜落事故の日に続いて、慰霊の祈りを捧げる8月15日が今年も巡ってきました。
戦後71年の「終戦記念日」
1945年8月15日の正午、レコードに録音された昭和天皇の肉声が、ラジオ放送を通じて国民に届けられました。いわゆる玉音放送です。
放送前には、戦争継続を主張する軍部の一部がレコードを奪取しようと画策したそうです。
そして、日本軍の全面降伏をつきつけた連合国側のポツダム宣言を受諾し、戦争を終結することが伝えられたのです。
あれから71年が経ちました。昨年は、安倍総理から「70年談話」が発表されましたね。
「終戦記念日」に思うこと
戦争末期は、アメリカが日本本土に上陸して戦闘が行われる、という事態が想定されていました。しかし、日本には既に戦う武器はなく、一般人には竹槍による訓練が強制されていました。
アメリカも日本人の覚悟を知っていたようで、最終的には勝利を収めたとしても、日本人の絶望的な抵抗により、アメリカ側にも甚大な犠牲が生じることを危惧していました。
このため、日本を蹂躙して消滅させ隷属させることは選択せず、国としての体 (てい) を残した形で日本軍の全面降伏を求めるポツダム宣言を発表し、広島・長崎に原爆を投下し降伏を促したとされています。
あの時、昭和天皇の英断がなく、軍部が主張していたようにポツダム宣言を拒否していれば、日本は蹂躙され天皇制が残らないどころか、今頃連合国の一部に併合されていたかもしれません。
あれは確かに間違った戦争だったでしょう。しかし、「お国のために」と信じ、愛する家族を守るためと信じ、戦地に赴き、そして亡くなられた方々を追悼し鎮魂を祈ることは、とても大切なことだと思います。
そして、「不戦の誓い」を新たにし、平和を祈念することが求められる日なのです。
そうした諸々に思いを致し、正午には手を合わせようと誓う、猛暑が続く大阪で過ごす朝なのでした。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2016.8.15記)