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10月21日は “あかりの日”・・・”節電” は死語になってしまったのか?

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閑話休題。

さて、今日10月21日は、かのエジソンが白熱電球を完成させた日に由来する「あかりの日」です。

「あかりの日」とは?

「あかりの日」は、日本電気協会・日本電球工業会等が、今から35年前の1981年 (昭和56年) に制定した記念日です。

この記念日は、今から137年前の1879年 (明治12年) 10月21日に、エジソンが日本・京都産の竹を使って白熱電球を完成させ、アメリカ・ニュージャージー州で初めて一般に公開したことに由来しています。

そしてこの日は、あかりのありがたみを認識する日とされています。

「あかり」のありがたさ

僕は、以前勤務していた会社で、大阪支店に転勤になった27歳から3年ちょっと一人暮らしをしていました。

一人暮らしをするようになって、冬の寒い日に仕事で遅くなり、疲れて自分の部屋に帰ってくると、当たり前ですが真っ暗で寒くて、侘しい思いにとらわれたものです。

それが、結婚してからは、明るくて暖かい部屋に帰ることができるようになり、とてもありがたかったです。(ワイフが専業主婦なので…)

まあ、今は IoT の時代になり、外からいつでも部屋のあかりやエアコンを点けたり、お風呂のお湯張りをできるようになりました。また、見守りカメラで、どこにいてもペットや子ども、介護高齢者の様子をスマホで見ることができるようになりました。

エジソンが白熱電球を完成させてから、わずか140年足らずでこんな時代が到来したわけですが、かのエジソンが目の当たりにしたらなんと言うでしょうね。

「節電」は死語になった?

あの東日本大震災が起きてから約5年半・・・地震が起きた直後は、エスカレーターは止まり、コンビニの照明も消され、夜の街はずいぶん暗くなりました。

計画停電が実施され、僕の住むマンションも、1日に多い時は2回も、各2時間程度停電したものです。大規模停電を防ぐために。

それでも、生活に大きな支障はありませんでした。

まあ、真夏に1日に2度も停電したら、エアコンが使えずに辛いでしょうけど…

そして、福島原発の事故により、全国の原発が停止しました。その分の電力を補うため、石油や天然ガスなどの化石燃料の輸入が増えました。

そして、電力コストは上昇し、電力会社は赤字となり、政府と電力業界は、電力の低廉で安定した供給をお題目に、原発再稼働に躍起となっています。

でも、あれだけ必死に呼びかけていた「節電」という言葉を聞かなくなったのは何故でしょう?

「温水洗浄便座」の電力量は原発一基分に相当

冬のトイレを快適にしてくれる温水洗浄便座ですが、2011年当時のこちらの記事によると、これに使われる電気代は、なんと原子炉1基の年間発電量とほぼ同じだそうです。

2010年の内閣府消費動向調査によると、日本では家庭用だけで約5,000万台も温水洗浄便座は普及しているそうです。今では、もっとたくさん普及していると想像できます。

日本人の細やかな気配りが発揮されたのが、温水洗浄便座でしょう。今では、アメリカでも随分使われているとか。

ちょっと話が逸れましたが、5年半前のように必死に節電、節電と言うまでもなく、今よりもう少し節電に努めれば、人間が100%制御することが不可能な原発は要らないように思うのですが…

原発をなんとしてでも再稼働させたい政府と電力業界の思惑で、節電されたくないのでは?と勘ぐってしまいます。

・・・というわけで、日本人の「モッタイナイ精神」をもっと発揮してもいいと思う「あかりの日」の朝なのでした。

・・・・・・・
では、今日はここまでにしましょう。
 
 
・・・・・・・・・・・・
(2016.10.21記)

富田 邦明

IT関係のコンサルタントをしております。
業務効率化・システム改善だけでなく、経営者視点のリスクマネジメントも同時に行い、人とテクノロジーのシナジー(相乗)効果を最大限にすること、そして、活き活きとした雰囲気で働ける環境作りを目指しています。

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人生のセカンドステージを、ポジティブ&アクティブに過ごすことを目指して、アラカン(アカウンド還暦)世代の筆者が思いを綴るブログ。
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