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閑話休題。
さて、当ブログで折に触れて、季節の話題として「二十四節気」のご紹介をしてきました。
最後にご紹介したのは・・・と確認したら、9月7日の「白露」が最後でした。この日から暑さも少しずつ収まり始め、草花には朝露がつくようになるという意味があり、朝晩は秋が感じられる頃、とされています。
二十四節気の第18「霜降 (そうこう) 」
(出典 : Wikipedia)
「白露」のあと、9月22日の「秋分」、10月8日の「寒露」が過ぎ去っていきました。「秋分」は、暑い日は減り、代わりに冷気を感ずる日が増える頃、そして、「寒露」は、冷たい露の結ぶ頃で、秋もいよいよ本番を迎え、菊の花が咲き始め、山の木々の葉は紅葉の準備に入る頃、とされています。
そして、「霜降」です。今年 (2016年) は、10月23日でした。『暦便覧』では「露が陰気に結ばれて霜となりて降るゆゑ也」とあり、露が冷気によって霜となって降り始める頃、といわれています。
二十四節気には、期間としての意味もあり、「霜降」は、次の節気の立冬 (今年は11月7日) 前日までを指しています。
立冬を迎えると、暦の上では冬になります。また、霜降を迎えた日から立冬までの間に吹く寒い北風を木枯らしと呼んでいますね。
暦の季節感と現実の気温推移のギャップ
東京の10月の気温推移を確認すると、10月に入って第1週の7日間で、真夏日が2日、夏日が3日あり、その後も夏日があるかと思えば、最高気温が20℃を下回る日があるなど、寒暖差が相当ありました。体調維持に苦労された方も多いのではないでしょうか?
先日来、北国からは初雪の便りが届いていますが、東京はまだまだ、霜が降るような気候ではありません。
立冬まであと10日ほど。気象庁が、10月20日に発表した関東甲信地方の1ヶ月予報では、10月29日から11月4日までの期間は、平年より気温が低い日が多そうです。
(出典 : 気象庁)
というわけで、これからも寒暖差があると思いますが、体調を崩さないよう、着る物をこまめに調整して過ごして参りましょう。
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では、今日はここまでにしますね。
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(2016.10.27記)