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さて、今日は「十日えびす」です。そして、兵庫県の西宮神社では、参拝一番乗りを競う「開門神事」が行われました。
「開門神事」を競った人で、一番から三番までがその年の福男として認定されます。
こちらは、昨年 (2016年) の様子です。
「開門神事福男」とは
まず「十日えびす」ですが、これは大阪の今宮戎神社、兵庫県の西宮神社などのえびす神社で、正月の10日に行われるお祭りを指します。
地元の人には「えべっさん」と呼ばれ親しまれています。僕も、関西に6年ほど転勤で住んだことがあって、親しみを持つようになりました。
前日1月9日を「宵えびす」、翌日1月11日を「残り福」と言います。
西宮神社では、鎌倉時代から宵えびすに、忌籠祭と呼ばれる潔斎が行われてきました。これは、戸締まりをして静寂を守り灯火も消し、籠もって夜明けを待つ神事です。
そして、禁忌の明けた10日午前6時に正門が開けられ、最初の参拝を競って約230メートルの参道を競走する開門神事福男選びが行われるようになりました。
一番から三番までを、その年の福男として認定するようになったのは、昭和15年頃からだそうです。現在は、認定証・御神像・副賞そして特別の半被が授与されます。
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福男にあやかり、福を分かち合う
テレビなどの報道を見ていると、福男になると「その年の福を一身に集める」ような伝え方ですが、本来は「福」を周囲に分け与えることができる、という説を聞いたことがあります。
その方がなんだかありがたいですね。
そして、新しい年にあたり、周囲に「福」を分かち合うことができるよう、少しでも多くの人々に貢献する、お役に立つことができるよう心掛けたいですね。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2017.1.10記)