さて、「今日は何の日?」シリーズのライトバージョン第6回です。
早くも1月10日を迎えました。今日は「十日えびす」です。
「十日えびす」とは
「十日えびす」とは、大阪の今宮戎神社、兵庫県の西宮神社などのえびす神社で、正月の10日に行われるお祭りです。
地元の人には「えべっさん」と呼ばれ親しまれています。僕も、関西に6年ほど転勤で住んだことがあって、親しみを持つようになりました。
前日1月9日を「宵えびす」、翌日1月11日を「残り福」と言います。縁起物を沢山つけた笹や熊手が「商売繁盛!笹持ってこい!」という賑やかな掛け声とともに売られて、商売繁盛を願ってお賽銭に1万円札が乱れ飛ぶ風景が見られます。
開門神事福男選び
西宮神社では、鎌倉時代から宵えびすに、忌籠祭と呼ばれる潔斎が行われてきました。これは、戸締まりをして静寂を守り灯火も消し、籠もって夜明けを待つ神事です。
そして、禁忌の明けた10日午前6時に正門が開けられ、最初の参拝を競って約230メートルの参道を競走する開門神事福男選びが行われます。
今朝も、例年通り行われて、19才の大学生が一番福を手にしたようです。
YouTubeに早速その映像がアップされていました。一番福が決まった様子は、1分50秒過ぎに見られます。
福男は、みんなに福を授ける人
テレビなどの報道を見ていると、福男になると「その年の福を一身に集める」ような伝え方ですが、本来は「福」を周囲に分け与えることができる、という意味だと聞いたことがあります。
その方がすっきりする気がします。
新しい年に、回りに「福」を与えられるかどうかは別にして、少しでも多くの人々に貢献する、お役に立つことができるといいですね。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2015.1.10記)