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閑話休題。
さて、今日2月14日は「聖バレンタインデー」です。
もともと、269年にローマ皇帝の迫害下で殉教した聖ウァレンティヌス (テルニのバレンタイン)に由来する記念日だと、主に西方教会の広がる地域において伝えられていました。そして、この日は、世界各地でカップルの愛の誓いの日とされています。
バレンタイデーとチョコレート
Wikipediaによると、日本でのバレンタインデーとチョコレートとの歴史の起源については以下のような諸説があり、判然としていないそうです。
神戸モロゾフ製菓説、メリーチョコレートカムパニー&伊勢丹説、森永製菓説、伊勢丹説、ソニープラザ説など。
いずれにしても、デパート各店がバレンタインデー普及に努めたものの、なかなか定着せずにいたようです。
その後、1973年にオイルショックが日本を襲い、高度経済成長が終焉した1970年代前半頃になると、チョコレートの売上が急増したとか。
オイルショックによる不況に喘いでいた小売業界が、より積極的にマーケティングを行ったようで、バレンタインデーにチョコレートを贈る習慣は、小学校高学年から高校生までの学生層から広まったようです。1980年代後半頃には、主婦層にも普及していきます。
今どきの女子はバレンタイデーに愛の告白などしない?
こうして小売業界の努力により、バレンタインデーにチョコレートを贈る習慣が根付いたわけですが、最近はその性格が変わってきているようです。
僕のような昭和世代の認識だと、バレンタイデーは女性から男性に愛を告白をしてもいい日、という思い込みがあります。
でも、今はバレンタイデーに限らず、一年中いつでも思いを打ち明けることができる時代です。
チョコレートも、本命片思いの彼に、思いを込めてプレゼントするというよりも、彼 (夫) や同性の友だちにプレゼントする方が多いとか。
ある調査によると、バレンタイデーに本命チョコレートをプレゼントするのは、調査対象の女性のうち38%に過ぎませんでした。多くの女性が、もうプレゼントしないのですね。
ある女性の意見では、バレンタイデーに告白して振られたら、ショックが大きすぎるから…ということでした。
義理チョコ、ホワイトデーのお返しは負担大?
また、別の調査によると、対象者300人のうち「チョコレート受け渡しの習慣なんかなくなればいい」という回答がOLで70%、同じく男性社員は50%だったそうです。
そして、男性側はホワイトデーのお返しが大きな金銭的な負担になっていて、この義務的なイベントに対する不快感を強く持っている人が多いのだとか。
一方で、労働法の専門家からは、職場内におけるバレンタインデー・ホワイトデー・おごりの強要は『環境型セクシャルハラスメント』の温床と指摘されているようです。
最後に
僕が、以前勤めていた会社をアーリーリタイアメントしてから早6年、義理チョコやホワイトデーのお返しの習慣から解放されてスッキリしたのは事実ですね。
今は、ワイフに美味しいものをご馳走になったり、親交のあるご家族とプレゼントを交換したり、平和な一日となっています。
女性も男性も、義理に縛られて精神的な負担を感じるような習慣はやめた方がいいと思うのですが、如何でしょうか?
時の流れと共に、楽しい習慣として根付いていくといいですね。
Happy Valentine!
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2017.2.14記)