(画像出典元はこちら)
閑話休題。
「聖バレンタインデー」
今日2月14日は、「聖バレンタインデー」です。もともと、269年にローマ皇帝の迫害下で殉教した聖ウァレンティヌス(テルニのバレンタイン)に由来する記念日であると、主に西方教会の広がる地域で伝えられていました。そして、この日は、世界各地でカップルの愛の誓いの日とされています。
バレンタインデーとチョコレート
Wikipediaによると、日本でのバレンタインデーとチョコレートとの歴史の起源については以下のような諸説があり、判然としていないそうです。
神戸モロゾフ製菓説、メリーチョコレートカムパニー&伊勢丹説、森永製菓説、伊勢丹説、ソニープラザ説など。
いずれにしても、デパート各店がバレンタインデー普及に努めたものの、なかなか定着せずにいたようです。その後、1973年にオイルショックが日本を襲い、高度経済成長が終焉した1970年代前半頃になると、チョコレートの売上が急増したとか。
オイルショックによる不況に喘いでいた小売業界が、より積極的にマーケティングを行ったようで、バレンタインデーにチョコレートを贈る習慣は、小学校高学年から高校生までの学生層から広まったようです。1980年代後半頃には、主婦層にも普及していきます。
こうして小売業界の努力により、バレンタインデーにチョコレートを贈る習慣が根付いたわけですが、最近はその性格が変わってきているようです。僕のような昭和世代の認識だと、バレンタイデーは女性から男性に愛を告白をしてもいい日、という思い込みがあります。
バレンタインデーのチョコレート事情
それがいつからか本命チョコと義理チョコに分岐し、本命チョコは手造りのチョコレートが主流となり、市販のチョコレートはほとんど義理チョコに使われるようになった気がしています。
去年からのコロナ禍は今年の義理チョコ事情にも影響し、こちらの「働く女性のバレンタインデー意識調査2021年!」を見ると、以下のような結果になっていました。
(1)毎年渡していて今年も渡す :26.0%
(2)毎年渡しているが今年は渡さない :24.7%
(3)毎年渡していないが、今年は渡す :2.0%
(4)毎年渡しておらず、今年も渡さない:47.3%
ほぼ半数の女性が義理チョコを渡すのははとうにやめており、四分の一の女性が、去年まで渡していたが今年はやめるという回答になっています。
結果として、これからは働く女性の四分の一しか義理チョコを渡さなくなりそうです。小売業界やチョコレート業界が、長年にわたり努力してマーケットを拡大してきたもののバレンタインチョコレート市場は縮小し、コロナ禍がさらに追い打ちをかけたようです。
ここ数年で市場規模は、ハロウィーン関連がバレンタイン関連を上回るようになりましたが、どちらも早くコロナ禍が収束しないと厳しいですね。
まあ、僕は10年前に会社をアーリーリタイアメントして義理チョコやホワイトデーのお返しの習慣などから解放されて、家族や親しい友人とプレゼントのやり取りをするなど平和な一日になっています。
女性も男性も、義理に縛られて精神的な負担を感じるような習慣はやめた方がスッキリすると思うのですが、どうでしょうね?
・・・・・・
さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
・・・・・・・・・・・・
(2021.2.14記)