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閑話休題。
さて、今日3月7日は「花粉症記念日」だそうです。なんでも1993 (平成5年) 年3月7日に、気象庁が花粉の飛散情報の発表を開始したことに由来するとか。
還暦を迎えて花粉症発症…
僕は、去年の3月に60歳になり還暦を迎えたのですが、その直後から鼻はムズムズ、目はシバシバと、生まれて初めて花粉症の症状を経験しました。
「とうとう来たかぁ〜…」というのが、その時の正直な気持ちでした。
今は花粉症ではない人も、いつかは花粉症になる可能性はあると聞いていましたので、とうとう自分の番が来たのか、と観念した次第です。
IgE抗体とやらが一定量に達すると花粉症を発症
というわけで、なぜ花粉症が発症するのか、その理由を調べてみました。
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まず、花粉症の元になる抗体 (アレルギー反応を起こす物質) である花粉が、花粉症シーズンになるとある一定量、一定期間に体内に入り込んできます。
口、鼻から吸い込んでいるわけですね。どれくらいの量の花粉を吸い込んだら、あるいは、どれくらいの期間が経過したら花粉症を発症するのかは、体質や健康状態などの個人差があって、一概には言えないようです。
この体内に侵入した花粉を、身体が「これは悪い物質である」と判断し、次にやってくる花粉に対して抵抗しようと、IgE (免疫グロブリン) という抗体を体内で作るそうです。これをIgE抗体と呼び、花粉症の原因と言われる抗体になるのです。
花粉症による目、鼻のカユミやクシャミといった症状は、Ige抗体に反応して細胞から放出される化学物質により起こるものです。これらが、知覚神経を刺激すると、目や鼻のかゆみ、涙や鼻水などの症状として表れるのです。
このIgE抗体が一定量の割合で体内に蓄積した場合、花粉症を発症するというわけです。なので、このIgE抗体が一定量にならなければ花粉症は発症しないのです。
発症前から予防措置を
ということで、花粉症を未経験の方は、まだこのIgE抗体が一定量に達していないだけなのです。
しかし、発症しないからといって花粉を防御せず簡単に体内への侵入を許していると、いつかはIgE抗体が一定量に達し、花粉症を発症させてしまいます。
これは、誰にでも花粉症は発症する事を意味しますし、逆に発症前からマスクなどで予防する必要があるということです。
思い返せば、花粉症には全く無縁の生活を送っていたために、マスクなどの予防措置にはまったく無頓着でした。
何事も「備えあれば憂いなし」です。今はまだ花粉症を発症していない方も、体内でIge抗体を増やさないように予防措置をとりましょう!
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さて、今日はここまでにしますね。
ではまた!
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(2017.3.7記)