3月11日を迎えました。あの日から満6年が経ちました。
実は、違うタイトルで記事を書くつもりだったのですが、今日があの日であることに唐突に気付き、このタイトルにしました。
忘れようにも忘れられない方々がいるのに、当日になってもふとした瞬間そのことを忘れている自分がいることに忸怩たる思いをしています。
「慟哭」に今でも胸を締め付けられる
当ブログで、折りに触れてご紹介している画像があります。
(クリックで拡大、画像出典元はこちら)
「慟哭」する姿に言葉を失います。胸を締め付けられます。
後日、この女性は伊藤茜さんと判明します。地震発生後、愛犬たちを自宅に置いて買い物に出かけたところ、自宅が津波に襲われ愛犬たちを家屋ごと流されてしまったのです。
自宅近くに帰り着いた伊藤茜さんは、跡形もなくなった自宅跡地を見て、愛犬たちを置いて出かけた自分をどれだけ責めたことでしょう。その悲しみは、想像を絶します。
でも後日、彼女と愛犬の2頭は、奇跡の再会を果たすことになります。(詳細はこちらの記事参照)
いちばん忘れちゃいけないのは、幸せだったはずの前の日
昨日まであった当たり前の生活、家、思い出の品々・・・そうしたものが津波に押し流され、跡形もなくなってしまうとはなんと残酷なことなのでしょう。
さらに、愛する家族・家族同様のペット達・親戚・友人を失うつらさは、考えるだけでも胸が張り裂けそうです。
このブログで何度も何度も書いていますが、「何気ない日常が宝物」なのです。いつもの暮らしを毎日続けられることは、それ自体奇跡と言えるかもしれません。
震災後、目にした言葉です。胸に刺さりました。
「いちばん忘れちゃいけないのは、幸せだったはずの前の日」
あの日を取り戻すのには、まだまだ時間が必要でしょう。失ったものが多過ぎて、完全に取り戻すことはできないかもしれませんが、また違う未来を築かなければなりません。
そうした意味で、3月11日は「これから何ができるか」を改めて考える日にしたいと思います。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2017.3.11記)