Challenge Next Stage 〜目指せ!出版への道〜

【3/30は、ゴッホの「ひまわり」が58億円で落札された日】バブルは遠くになりにけり・・・

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(画像出典元はこちら)

さて、今から30年前の1987年 (昭和62年) 3月30日に、安田火災 (現・損害保険ジャパン日本興亜) がゴッホの「ひまわり」を58億円で落札しました。

バブル景気の絶頂期へ

時は、まさにバブル景気の絶頂期に向けて、日本が異常な雰囲気に包まれている時でした。

58億円で落札されたゴッホの「ひまわり」は、現在東京都新宿区の損保ジャパン日本興亜本社ビル内42階にある「東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館」に収蔵されているそうです。

日本のバブル景気の期間は、1986年 (昭和61年) 12月〜1991年 (平成3年) 2月までの4年3か月 (51か月) 間を指します。この期間は、株式や不動産を中心にした資産が過度に高騰し、経済が膨張しました。

日経平均株価が、1989年 (平成元年) 12月29日の大納会には、史上最高値38,957円44銭を付け、いわゆる資産価格のバブル化現象が明白になった時期です。

今から思えば、狂気ともいえる世界がそこにあったのです。

あのバブルは遠くになりにけり

思えば、バブル絶頂期を迎えつつあった1989年 (平成元年) に、以前勤務していた会社の京都支店から、本社人事部門に異動になったのでした。33歳の時です。

人事では、新卒採用も担当したのですが、それもある種の狂想曲でした。

新卒者の就職活動は、有名大学の卒業見込証明書さえあれば、履歴書の提出だけで、有名銀行・企業が内定を出すというような状況でした。

また、内定者の囲い込みも一流企業ほど激しく、3S と呼ばれる「ステーキ・すき焼き・しゃぶしゃぶ」のご馳走攻勢に、プラス1Sという「ソープランド」の接待も付くということが言われていました。

当時の学生が、勘違いしたのも無理はありません。内定時代は、蝶よ花よと大事にされて、入社した途端に厳しい生存競争にさらされることになったのです。

そのギャップに耐えかねて、入社3年以内に退職する「第二新卒」が続出しました。

あれから30年前後の時が経ち、当時の新卒者も今は50代を迎え、企業の最前線でリーダーとして活躍している人も多いことでしょう。

いい大学を卒業し、いい企業に就職し、一生勤め上げる中で結婚し、郊外に住宅ローンでマイホームを建て・・・という路線が通用した良き時代だったわけです。

今の時代は、真の「個」が大切

今の時代は、いい企業と思って就職しても、いつ何時どうなるか分かりません。今も記憶に新しいリーマンショックの時は、さまざまな業種の企業が次々と倒産しました。

あのシャープも東芝も、今では生き残りに必死です。

これからは「個」の時代と言われて久しいです。厳しい状況下で、自分の強みは何か、その強みでどのようにビジネスを切り拓いていくか、が今後ますます問われてくるでしょう。

そうした中で、シニア世代になったわけですが、これからも年金にだけ頼るようなライフスタイルは避けて、自らの力でセカンドステージを確立していきたいと思うわけです。

・・・・・・・
さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
 
 
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(2017.3.30記)

富田 邦明

IT関係のコンサルタントをしております。
業務効率化・システム改善だけでなく、経営者視点のリスクマネジメントも同時に行い、人とテクノロジーのシナジー(相乗)効果を最大限にすること、そして、活き活きとした雰囲気で働ける環境作りを目指しています。

コメント

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